おはよう!朝食もち(320g/8個入り・472円)。従来のもちのパッケージにありがちな和風の素朴なイメージを一新。朝食を意識した、明るくさわやかなテイストのパッケージを採用した(画像クリックで拡大)

 昨今、朝にカレーを食べる「朝カレー」やラーメンを食べる「朝ラーメン」がブームとなっていたが、新たに「朝もち」がファミリー層を中心に浸透してきている。マルシン食品(新潟市)が4月初旬に発売した「おはよう!朝食もち」は、発売以来ジワジワと売り上げを伸ばしており、この夏も好調な売り上げを記録。例年の同じ時期の同社もち商品と比べ、180%売れているという。

 もち米は消化吸収がよく、素早くエネルギーに転換することができる朝食向きの食材。「もちは年末年始という固定概念があるが、一年中食べてもらいたい」(マルシン食品の企画開発部・太田智香さん)と思ったことが開発のきっかけだという。

 厚さは従来品よりも20%薄いため熱効率がよくなっており、忙しい朝に手早く調理が出来るよう工夫されている。「トースト代わりにオーブンやレンジで温めて、手軽に食べてもらいたい」と太田さん。またパッケージの裏には、同商品を使って2~3分でできる簡単レシピが載っており、同社サイトでも「もちピザ」や「おもちのチリソース」など、栄養バランスのよいメニューが多数紹介されている。

 発売前は一人暮らしを主な購買層と想定していたが、実際には就学前の小さな子どもから高校生までがいる家庭に売れているという。栄養バランスのよいメニューが手早く簡単にできるとなれば、育ち盛りの子どもにぴったりなのもうなずける。

 マルシン食品では、秋から期間限定商品として夜食向けのもちを発売する。夜遅くまで勉強をがんばる受験生向けの商品だ。おもちの“粘り”にかけて受験に“粘り勝ち”するという語呂合わせの意味もあるとのこと。

 秋から冬に向けて、ますますもちブームに拍車がかかりそうだ。

(文/山下陽子=Office Ti+)