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 ブーツ、ヒールの着用が増え、ユーザーが激減していたスニーカー。しかしアメトラブームをきっかけにアメカジスタイルが見直され、徐々に息を吹き返してきた。ランニングシューズやバスケットシューズなどジャンルは広いが、現行モノよりも「ヴィンテージスニーカー」の人気が高い。

全体的に淡い色のカラーコーディネートは夏にピッタリ。輪郭がボケても夏だからこそこういう色を取り入れたい(拡大すると、各アイテムの詳細データも見られます)

 スニーカーが最も注目された時期といえば、1995年に発売された「Nike Air Max 95」に代表されるハイテクスニーカーブームだろう。当時は新作が出るたびに予約・抽選販売となり、プレミア価格で取引されるのも当たり前だった。スニーカーとマッチする裏原や古着アメカジスタイルの人気も追い風となっていた。

 ハイテクスニーカーが独占していた市場を瞬く間に席巻したのが、オールスターやジャックパーセルに代表される「ローテクスニーカー」だ。その後、80年代スニーカーの復刻が相次いだ「復刻スニーカーブーム」が来たりと、わずか10年という短い間で3つのスニーカーブームが生まれた。

 その一方で、ファッションスタイルのトレンドはゆっくりとカジュアルからドレッシーな方向へ進み、シルエットもスニーカー全盛期のゆとりのあるものからタイトなシルエットへと変化した。特にストリートで台頭したモードスタイルは、それまでの主役だったスポーツブランドのスニーカーとの相性が悪く、ブーツやヒール、もしくは比較的相性の良いモードブランドのスニーカーを愛用する人が増加。これが、スポーツブランドのスニーカー着用者が激減した理由といえるだろう。

 とはいえ、ストリートで根強い支持を集めてきたスニーカー。ここにきてその人気が復活したのは、モードスタイルの人気が衰退したことが大きい。80年代スタイルやクラシック、アメトラ、カジュアルなどトレンドが分散しており、大トレンドがなくなっている昨今のストリート。特にモードが人気だったころにはやったエッジーなスタイルは姿を消し、落ち着いたコーディネートに人気が集まっている。そのため、オーセンティックな形のスニーカーが好まれ、ヴィンテージスニーカーの復刻モデルなどが選ばれている。