フランスで7月上旬に開催された「JAPAN EXPO」(JE)には、経済産業省がJAPAN国際コンテンツフェスティバル(コ・フェスタ)のブースも出展した。雑誌を展示したり、アーティストのプロモーションビデオを流したりして、日本のコンテンツの魅力をアピール。多数の“日本ファン”がブースを訪れた。
コ・フェスタと日本貿易振興機構(ジェトロ)は今年、JAPAN EXPOの会期中に「フランス市場におけるマンガ・アニメ市場の可能性」をテーマとしたビジネスセミナーや「コ・フェスタビジネスセミナー」やビジネス商談会なども開催。日本とフランス双方からアニメやマンガ、音楽などの企業関係者が多数出席した。昨年に続きJEへは2回目の出展だった今回は、フランスでの日本コンテンツの人気をビジネスに結びつけるための取り組みを強化した。日本のコンテンツの海外展開のカギとは?――経産省でコ・フェスタのJAPAN EXPOへの出展を担当した、商務情報政策局 文化情報関連産業課 文化情報関連産業戦略調整官の木本直美氏に話を聞いた。
――コ・フェスタを、昨年に引き続きJEに出展した。
「去年はコ・フェスタと日本のコンテンツの認知度向上をメーンにして出展した。現地でコ・フェスタの記者会見をしたりするなど、とにかくコ・フェスタを知らせること、日本のコンテンツがフランスで人気であることを知ってもらうことが一番だった。結果的には日本でもかなり報道されたし、フランスメディアにも随分取り上げられた。ある一定以上に認知されるという意味では成功したのではないか」
「今年は、日本のコンテンツの正規流通の販路を見つけたり、ビジネスパートナーを見つけるための方法論を考えたりすることに重点を置いた。JEはBtoCのイベントだが、その認知度のおかげで、BtoBの面でもフィードバックがかかる。そこで日本から現地のビジネスパーソンへのアプローチの仕方を考え、ビジネスセミナーやビジネス商談会を期間中に開催した」
「アニメやゲーム、音楽など日本のコンテンツの全体像も展示して紹介した。昨年も出展したことで、フランスではアニメソングやビジュアル系などの音楽の人気があることが分かった。そこで例えば、アニメーション製作会社の団体である日本動画協会に所属している会社のアニメ作品を紹介したり、マンガでは日本での売り上げ実績ベスト20を紹介したりした」
――JEでは4省庁の相互連携企画などもあった。
「大きな柱として、外務省、文化庁、経産省、観光庁の4省庁合同での展示もした。コンテンツは他の物の宣伝やイメージに使える要素もある。それによって商品が売れたり、観光誘致ができたり、興味を広げたりできる。コンテンツを使って総合的に経済効果を日本の産業界に形成できたらいい」











