夏のビーチは、女の子が“魅せ”を張り合う闘いの場。“同じぐらいの胸”のはずの子がモリモリに盛っていたら、そりゃあ負けられません。マルキュー(SHIBUYA109)で人気の水着ショップ「ピーク&パイン」では、“三角ビキニで盛れるパッド”が超売れている。ブラに仕込むと、本当の胸はカップからあふれて谷間となる。

※本編は、「2010年ギャル水着」後編です。初めてご覧になる方は、前編からお読みになることをお勧めします。

三角ビキニは、“本来は盛れない”水着である

 ビキニのブラは、大別すると、「ワイヤー入り」と「ワイヤーなし」の2通りがある。ワイヤー入りとは、下着のブラジャーのように補正目的のワイヤーがカップ底部からわきまで入っているもの。ワイヤーなしとは、例えば「三角ビキニ(三角ブラ)」。三角の布にヒモがついたようなもので、寄せ上げの支持体となるワイヤーは入っていない。

 お椀のようなカップの周囲をがっちり固めるワイヤー入りを“重武装型”とすると、三角ビキニは、本来は三角形の布で胸を覆い包むだけの“余裕型”。実力があればオンナらしい柔らかな胸のラインを発揮できるのだが、きゃしゃな胸の日本人女性には着こなしがむずかしい、憧れの水着である。

 ……と、このあたりの「三角ビキニ(三角ブラ)をめぐるバストメイク」については、昨年、本コラムで取り上げた「水着用ヌーブラ」をご確認いただきたい。また、水着ブラのタイプ別に見た「胸を包む偽装の現状」については「詐欺ブラ」に詳しいので、あわせてぜひご確認ください。

 今回取材に訪ねたレディース水着メーカー、ミューラーンの直営店「PEAK&PINE(ピークアンドパイン)」では、マルキュー(SHIBUYA109)店の店長が自らの胸を実験台にパッドの形を試行錯誤して開発した新製品、“三角で盛れる”パッドが超売れている。

 “三角で盛れる”パッドとは、すなわち「三角ビキニでも寄せ上げを可能にするパッド」を意味する。ワイヤーがないのにどうやって盛るのか?

PEAK&PINEのポスター(画像クリックで拡大)

PEAK&PINEの三角ビキニ各種。「三角ビキニ(三角ブラ)」の総称で呼ばれるが、個々の「三角」のサイズ、形状はメーカーやデザインによって異なる。インポートの三角ビキニには裏地のない「布1枚」のブラもある(画像クリックで拡大)