連載初回から3回にわたって「テレビの音をグレードアップする」をテーマにお送りしてきたが、今回で中締めにしたいと思う。前回はソニーの7.1chサラウンドヘッドホン「MDR-DS7100」をレビューしたが、今回はオーディオテクニカが2007年11月に発売した高級モデル「ATH-DWL5000」を試してみることにしよう。

 約3年前に発売された製品だけに“今さら感”はあるが、価格的にはいまだに最高レベルとして君臨するモデルで、実売価格は何と10万円前後! “モンスター級”のヘッドホンなのだ。

 MDR-DS7100が密閉型ヘッドホン(ドライバーの背面を密閉したもの)でATH-DWL5000が開放型(ドライバーの背面が開放になっているもの)など所々に違いはあるが、実売3万円程度のMDR-DS7100に対し、ATH-DWL5000はどれだけのアドバンテージを見せるのだろうか。

オーディオテクニカが2007年10月に発売した5.1chサラウンドヘッドホン「ATH-DWL5000」(画像クリックで拡大)

 10万円と言えば、今や40V型液晶テレビを新品で購入できる価格。MDR-DS7100でもなかなかのサラウンド感を得られたのだが、10万円もの高級モデルではどのようなサラウンド環境を得られるのか。じっくりと聴いてみることにしよう。