夏といえばキャンプの季節。テント張りやBBQでオトコがいい仕事をすると、ベタだけど「○○クンって意外とステキ」なんて場面もあったはず(たぶん)。なのに最近は、全員女子で行く「女子キャンプ」が注目を集めている。どうしてオトコを連れて行かないの? 一体どんなキャンプなのか。

 ※本編は、「アウトドア女子」後編です。初めてご覧になる方は、前編からお読みになることをお勧めします。

オトコ抜きの女子行動がさまざまな領域で活発化

 先頃、某ビール記念館で大正時代初めのビヤホールの様子を映像で見る機会があった。客はほぼ全員、カンカン帽をかぶった男性。女性はといえば着物姿の女給さんしかいない。「おでかけ」や「外食」は男性のものだった。

 昭和、平成と時は移り、オトコ抜きの“女子飲み”はフツーの昨今。土曜の夕方、ある居酒屋は、通りから見える1Fのテーブル席をすべて女子が占めるカフェ状態になっていた。

土曜夕方、遭遇した居酒屋。通りから見える席を女子が埋めつくしていました
「肴や ゑびす庵」東京都渋谷区恵比寿西1-8-3 クオリア恵比寿ウエスト1F 電話03-3770-7032 営業時間17:00~5:00(画像クリックで拡大)

 さて、今回とりあげるのは、アウトドアの新しいトレンド「女子キャンプ」。オトコを排し、女子だけで行くキャンプである。

 「お酒」も「アウトドア」も、一般には“従”のポジションで男性に引率されていた女性たち。だがオトコ抜きの女子行動がさまざまな領域で活発化している。

 アウトドアビギナー女子向けの雑誌『ランドネ』を発行する枻出版社が企画したイベント、「ランドネ・ピクニック」(東京ミッドタウン芝生広場 6月5日・6日)会場にも、「女子キャンプ」の見本テントが展示されていた。

「ランドネ・ピクニック」会場に展示された「女子キャンプ」見本テント(画像クリックで拡大)

手書き文字もかわいい(画像クリックで拡大)

 キャンプといえば、男性は、女性を誘ってみんなでワイワイ楽しむことを当然考える。ところが女性は、女性同士でキャンプに出かけているのだ。

軽くてコンパクトな“個人主義”の荷物

 その場合、女性は車を持っていないことが多く、大きな道具は運べない。料理も自分1人用、テントも自分1人用と、個人主義の荷物を背負って行く。ただ、見知らぬ土地で1人過ごすのは寂しい。そこでたき火を囲んでおしゃべりをしたり、作った料理をシェアしたりと、「近すぎず遠すぎずの今どきの人間関係を反映しているのでは」とも言われる。

 なるほど。それにしてもなぜ女子だけで行くのか。