2010年6月28日0時から、「高速道路無料化社会実験」が始まった。全国の高速道路の約2割の区間で無料化社会実験を行って、地域への経済効果、渋滞や環境への影響について把握するというのが趣旨で、2011年3月31日まで実施予定だ。

 今回無料化された区間はのべ1626kmで、年内に東九州自動車道の26kmを追加して165kmになる予定だ。東名高速や名神、中央高速、東北道などの主要幹線は含まれず、地方の短い区間が中心のため、地元に住んでいる人でないとあまり恩恵はなさそうに感じる。だが、無料区間の近郊観光地同士で連携して、モデルコース設定や施設の割引などを予定している地域もあるので、クルマで旅行するなら上手に利用したい。

高速道路無料化社会実験の対象区間(画像クリックで拡大)

 では、無料区間を走る場合の乗り方や高速料金はどうなるのか。結論から言えば、乗り方は今までと変わらず、ETC搭載車両は料金所のETCレーンを通過、非搭載車両はいったん停車して通行券の受け渡しが必要だ。これは無料区間だけを走る場合も、有料区間と無料区間を連続して走る場合も同じだ。

 そして料金面での大きな違いは、これまでの割引制度がETC搭載車だけに適用されていたのに対し、無料区間はETC非搭載のクルマにも適用される点だ。クルマを所有しないのでETCカードも持ってなくて、ときどき旅行するときだけレンタカーを借りるという人も、無料化の恩恵にあずかれる。

 また、これまでの割引制度は曜日や時間帯によって料金が異なるのに対して、今回の無料区間は終日適用される点も大きな違いだ。

無料区間でも利用方法は従来と変わらず、ETCレーンを使うか通行券の受け渡しが必要だ(画像クリックで拡大)