ユーザー視点の辛口評価で好評の戸田覚氏による連載。今回は富士通が発売した3D表示に対応したパソコン「ESPRIMO FH」を試用した。確かに3Dはこの夏やたらと話題になっているが果たして3Dパソコンを今買う価値があるのか。戸田氏の評価とは?

 この夏は、3Dがやたらに話題になっていた。アバターがヒットした影響もあってか、まずは3Dテレビがニュースになり、続いて3Dパソコンが大挙登場している。

 僕も各社の3Dパソコンをチェックしたのだが、最も力が入っているのが富士通だ。他社の製品が3Dコンテンツを楽しめるだけなの対して、「ESPRIMO FH」の3Dモデルは3D映像を自ら作り出せるのだ。

 ちなみに、富士通は、今シーズンからブランド名を一新して「DESKPOWER」が「ESPRIMO」へと変わっている。特に製品とは関係がないのだが、いわゆる枝番まですべて変わっているので、購入や検討の際には機種を間違えないように気をつけたい。

 今回テストするのは、ESPRIMO FH550/3AMで、価格は19万円台だ。ポイント還元があるので、実質的には17万円程度で購入できる。安価な店では、さらに値引きされていくだろう。

 基本的には一般的なパネルタイプのデスクトップで、もちろんテレビ視聴にも対応する。Blu-rayを内蔵し、地デジチューナーもダブルで搭載するなど、機能は十分だ。ただし、残念なのが液晶で、20型ワイドで1600×900ドットと、フルHDではないのだ。このクラスなら、フルHD液晶が標準と言っても良いだけに、やや劣っているように思えてならない。CPUもCore i3と格下になる。

 高価になりがちな3Dモデルを少しでも手頃にするために、フルHDではない液晶や格下のCPUを搭載したのではないかと、僕は予想する。

今回借りたESPRIMO FH550/3AMは、省スペースタイプのデスクトップだ(画像クリックで拡大)

液晶の上部に2つのWebカメラを搭載しており、単体で3D映像を作れる(画像クリックで拡大)

付属の3Dメガネはケースに入っている(画像クリックで拡大)

3Dメガネは、一般的な眼鏡の上から重ねて付けることも可能だ(画像クリックで拡大)