突然だが、あなたは銀行口座をいくつ持っているだろうか? ゆうちょ銀行やメガバンク、地方銀行の口座しか持っていないなら、ネット銀行を活用した「銀行口座の使い分け」をオススメしたい。今まで以上に銀行を便利で有利に使えるようになるからだ。

 たとえばATMの利用にかかる手数料。一般の銀行では深夜や土曜・日曜にお金を出し入れすると「時間外手数料」がかかる場合がほとんどだ。他の銀行やコンビニのATMを使ったときは「利用手数料」もかかる。しかしネット銀行を活用すれば、これらをすべてタダで済ますことが可能になるのだ。

 ここでいうネット銀行とは、預金や振込などのサービスを、主にインターネットで提供する形態の銀行を指す。主なものに「ジャパンネット銀行」「住信SBIネット銀行」「ソニー銀行」「楽天銀行(旧イーバンク銀行)」の4社がある。口座への現金の出し入れには提携銀行やコンビニのATMが使え、振込などはウェブサイト上で原則24時間手続き可能だ。

 ネット銀行が有利なのは、自社の店舗やATMの設置・運営などのコストがかからない分、一般銀行に比べて手数料が安く、定期預金などの金利も高いことだ。反面、冊子の通帳がない、公共料金などの引き落とし口座として使えない(一部を除く)など、使い勝手が異なるところもある。

 そこで、いま利用している銀行口座とは別にネット銀行を「サブバンク」として活用すれば、両者の利点を「いいとこどり」できる。ATM手数料はその典型だ。普通預金の金利が年0.1%にも満たないいま、銀行と上手く付き合うには利用者の側もサービスを見極めて使い分けることが大切だ。

■主なネット銀行(五十音順)
銀行名 口座数 預金残高 開業年月
ジャパンネット銀行 205万7000 4357億5100万円 2000年10月
住信SBIネット銀行 75万3000 1兆1938億5000万円 2007年9月
ソニー銀行 79万6635 1兆5100億円 2001年6月
楽天銀行 346万8000 6962億円 2001年7月
※楽天銀行は旧イーバンク銀行から2010年5月4日に改称。口座数は口座開設を承認した累計件数で解約分は反映されていない
※2010年3月末日現在(ジャパンネット銀行のみ2009年9月末日現在)