“文具王”の異名を持ち、文具メーカーでユニークな商品を生み出し続ける高畑正幸氏が、最新文具の奥深~い世界をナビゲートする。

 今回はカッターナイフ。以前に「1つだけ持つなら」ということでOLFA「M厚刃」を紹介したが、今回は、同じOLFAの大きいタイプ「MZ-AL」(以下、MZ-AL)。

OLFAの「MZ-AL」。価格はオープン(画像クリックで拡大)

 突然だが、刃物の切れ味は刃の鋭さだけで決まると思ってはいないだろうか? 確かに刃はとても重要な要素であるが、実はそれだけではないということをカッターナイフが証明している。カッターナイフというのは不思議なもので、装填するブレードは規格品であるにもかかわらず、ボディが違うだけで切れ味がまったく違うように感じられるし、使い勝手はもっと違ってくる。今回紹介するMZ-ALは、大型カッターナイフ。日常で使うことが少なめで、むしろ工具に近いイメージかもしれないが、頻繁に買い換えるものでもないし、力のかかる作業を受け持つだけに、どうせならしっかりしたものを選びたいジャンルの製品である。

 冒頭に刃の鋭さだけでないと言っておいてなんだが、もちろん、刃の切れ味は最重要課題。もし、ずっと使っているカッターナイフの刃を購入して一度も折っていない人がいたら、今すぐにでも折ることをオススメする。この点については、いくら強調してもしすぎることはないと思うが、折ることの必要性と、安全に折る刃折り器、そしてカッターマットの効用については以前、M厚刃の時に説明したので、ご参照いただきたい。


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