閉じた瞳さえ美しい……。最近、「つけまつげ」の需要が伸びている。三次元の要素で顔の印象を劇的に変え、“一瞬でモテ顔になる”といわれる魔法のアイテムだ。特にOLが職場でも使えるような、微妙に長い「部分まつげ」が人気という。その種類、付け位置、見分け方を確認しておきたい。

OLや主婦、中高年層にまで「つけまつげ着用」が広がっている

 「まつげ」が長くてフサフサしたコはかわいい(ような気がする)--と思うのは、大方の美意識だろう。いや、対象は女のコに限らない。まつ毛が濃く長いと、オジサンでもかわいく見える。ラクダも馬もかわいく見える。

 2008年頃から「つけまつげ」の需要が伸びている。日経新聞(2010年3月30日朝刊)によると、「毛の長さや密度が多様になり、職場でも使える落ち着いた商品を選べるようになった」のが要因らしい。OLや主婦、中高年層にまで着用が広がり、今や「派手なメイクを好む若い女性の愛用品といった従来のイメージは変わりつつある」という。

 「つけまつげ」といえば、若い頃のピーター(池畑慎之介)さんなどは、あえていうと、弁当の仕切りに使うギザギザした「バラン(葉蘭)」みたいな形のを付けていた。まつげがニセモノであることを誇張するように大ざっぱな形だったが、要は、従来「つけまつげ」は女優やモデルを引き立てる舞台化粧だった。そうした舞台性をまとったつけまつげを一般人がユニフォームのように身につけたのが、90年代に登場したコギャル、ヤマンバである。

 今もギャル系メイクは刷毛みたいなつけまつげで“劇的な顔”を演出する。

ショップ店員の方(21歳)。「ドンキで買った100円ぐらいのつけまつげを2枚張ってる」そうです(画像クリックで拡大)

 さて、こうした超自然的なまつげならば、誰の目にも「つけまつげ」と容易にわかる。だが、例えばOLの“微妙に長い”まつげは、果たして「地まつげ」なのか「つけまつげ」なのか。担当編集Aが「電車で(立っているときに着席状態の女性を)見てると気になる。見分ける方法ってあるんですかね?」というので、「いかにも自然っぽく見えるつけまつげの種類と付け位置、見分け方」をプロに教わることにした。見分けられたからといって、だからどうなるということもないが。

今回、話を伺ったシュウ ウエムラ プロダクト マネージャー・フェイスの酒寄綾子さん。このように微妙に長いまつげの場合、見分ける方法はあるのか?(画像クリックで拡大)