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 去年の秋冬からジリジリとストリートで人気を上げてきたパンク系ファッション。ボンテージパンツやレザージャケットなどハードなアイテムが多く、なかなか女性には手が出しにくいジャンルと言える。そんななか、パンクファッションの代表的なアイテムである「スタッズ」に注目が集まっている。高級ブランドのアイテムにも取り入れられるなど、従来にない広がりを見せている。

薄い色のGジャンにグレーのタイツという明るいコーディネート。ロングカーディガンやキャップがブラックなので引き締まって見える(拡大すると、各アイテムの詳細データも見られます)

 スタッズとは「鋲(びょう)」のことで、リベットやハトメなども含まれる。ジーンズのリベットのようにデニム同士を合わせて留めるなど、実用性の強いアイテム。だが、縫製技術などが発達して縫製だけでも十分な強度を実現できる今では、アクセサリー要素が強くなっている。そのため、人気のスタッズは円錐やピラミッド型などのインパクトの強いものが多く、純粋に装飾として目立つものが選ばれている。

 スタッズを装飾としてよく使うパンク系ファッションでは、これでもかと服にスタッズを打ちこんでハードさを際立たせるのが定番。服以外にも、バッグや財布などの小物類まで使用されていることも多い。ハンマーさえあればDIY気分で打ち付けられるため自作する人も多く、個人のカスタムとしては敷居が低いのも人気の理由だろう。とは言っても、やはりパンクのイメージが強いためいわゆる「大人系スタイル」に用いられることはまれ。若年層向きのアイテムという認識が強かった。

 ところが、ポップアイコンとして人気のアーティスト「レディー・ガガ」がスタッズを多用した服を着始めたことで、一気にブレイク。高級ブランドもスタッズをディテールに取り込むなど、大人系スタイルにも浸透し始めた。特にバッグやシューズなどの小物類は顕著。これは小物類によく使われる素材が革で、スタッズのシルバーと相性が良いためだ。また、アクセントとして取り入れられるアイテムのため、円錐やピラミッドなどの派手なスタッズを使用してもコーディネートのアクが強くならないのもポイントだ。