続いて、インターネットで神戸のグルメ情報といえばここ! 人気グルメブログ『神戸っ子ゴハン』主宰の早坂久美子さんに直撃!

■早坂久美子(はやさか・くみこ)

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神戸生まれ神戸育ちの生粋の神戸っ子。武庫川女子大学文学部国文学科卒業。広告制作会社ライター&カメラマン。人気グルメブログ『神戸っ子ゴハン』主宰。

 阪神間の有名フレンチ・イタリアン・日本食・中華レストランのシェフが次のシェフを紹介する"シェフつながり"で網羅するブログ内の大人気企画『ザ・シェフリンク』は、今年で4年目に突入して、ますますパワーアップ!神戸グルメ界の最新事情なら『神戸っ子ゴハン』におまかせ~!

【質問1】「ミシュランガイド京都・大阪」に「神戸」が加わることにひと言!

 ちょうど良い頃合いではないでしょうか。

【質問2】「神戸」で、星が輝きそうな店といえば・・・?

 ジャンルごとにご紹介しますね。神戸でお食事というと、神戸牛か南京街で・・・といったイメージが強いかもしれませんが内実は異なります。まず、フランス料理。そして中華料理です。イタリア料理不毛地帯とも呼ばれています。蕎麦はもう、絶滅危惧!? 大阪に近い東灘・芦屋・夙川でやっとイタリア料理と蕎麦屋のいいお店が登場します。神戸は食に携わる人もお客さんも、それぞれ「自分が最高!」だと思っています。そしてそれゆえに、それぞれがプライドを持ってすこぶる良いものを生み出しています。それでは具体的にお店の名前を挙げてみることにします。

<フランス料理>

ルセット(神戸市中央区山本通)
 百年の歴史を持つ大阪の老舗鰻屋の跡取りがこちらの依田シェフ。もちろん鰻屋は廃業。魚を見分ける眼力はDNA? 水揚げ漁港まで舌で当てちゃいます。神戸マダムたちのハートをギュッとつかんで離さない華やかなお料理。アミューズからデザートまで弛むことなく楽しませてくれるのは、コックを育てる力量とみました(一人で全部、作れませんものね)。

ペルージュ(神戸市中央区中山手通)
 幻の名店「ジャン・ムーラン」出身の栗岡シェフ。いわゆる「サラブレット」。サービスはもとより料理にワイン。はじめから最上のものを知ってます。迷いはありません。濃厚な特徴を持つ食材をフレンチに昇華させつつ、絶妙に「抜く」、日本人でも重くなりすぎない、しかし本格派濃厚フレンチです。

ギュール(神戸市東灘区岡本)
 「だってこれをこうすれば美味しいんだも~ん!!」 という赤田シェフの料理を作る時の歓喜の声が聞こえてきそうです。淡白なお味のウズラにはフォアグラをしのばせ、粘っこい温泉玉子にこれまた粘っこい生ハム。頭で考えたって生まれない赤田ワールド。まさに芸術家です。

<日本風フランス料理>

キュイジーヌ・フランコ ジャポネーゼ マツシマ(神戸市中央区山本通)
 野菜の可能性に驚愕させてくれるのが松島シェフ。単なるトマトスープでさえひと口含めば、その豊潤な旨味に目をむくこと間違いなし。かの公邸料理人「瀬田亭」は瀬田シェフに見込まれ、「フォレ・ド・リキゥ」の料理長を任せられたのが弱冠22歳! ほとばしる才能を感じます。

ラ・ピエール・ジパング(神戸市中央区元町通)
 料理界の松坂投手!? 石井シェフはいつも料理で客と真剣勝負。フランス人と同じようには、トリュフに陶酔できない日本人。それなら昆布で、いわば階段をつけ、かの香りに達してもらっちゃおう。この客にはこれで楽しませてやろう。あの客にはそろそろこれで驚かせてやろう。常に厨房から勝負を挑まれていることを、お客さんは結構しっかり受け止めてるんですよね。

御影 ジュエンヌ(神戸市東灘区御影町)
 目立たない住宅街にある店ですが、「ジャン・ムーラン」のオーナーシェフであった美木剛さんも足しげく通い、ともに料理について語った店。大川シェフは、寡黙な職人です。絶えず完璧を目指して考え続けています。通好みのフレンチだけど、しかしけっして頭でっかちではありません。

<日本料理>

御料理 はた田(西宮市南越木岩町)
 日本料理の名店で基礎をしっかり学び、きっちりやってる料理人は数あれど・・・こちらの店主、畑田さんはそれだけではありません。しみじみと身に染み入る日本料理の旨さを堪能させてくれます。これはと思える漁師から直接魚を仕入れ、旨味のピークで供します。酢や和辛子。香りの飛びやすいものは客の顔を見てから和えます。凝りに凝ってはいますけど、硬さを感じる料理ではありません。ほっこり体になじむ極上の日本料理です。

<中華料理>

同源(神戸市灘区岩屋北町)
 天性の勘のよさ、敏捷さが、客の口に歓喜を与えます。一般的に神戸華僑の料理人は、なんでもない食材を飛びっきり旨くするのがプロ。とのプライドを持っています。しかし、こちらの銭シェフは逆。東京「ゴールド香港グループ」総料理長の経験から、食材に費用は惜しみません。さらに鍋の中の状態を見極める目と、それを扱う瞬発力!! 牡蠣の湯引きだって・・牡蠣って大きさがひとつずつ違いますでしょ。ぷっと膨れたものから箸ですくい上げる姿ときたら、卓球の試合、映像早回し?って目を疑いたくなっちゃいます!