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 原宿ではダウンなどの重衣料から春仕様の軽めのアウターへ衣替えが進み、薄着が目立ってきた。とはいえ、まだまだ寒いストリート。スタイリングを崩さない防寒アイテムとオシャレ感を出せるアクセサリー類に人気が高まっている。特にストールやマフラーをコーディネートに加えている人が多く、特徴はなんといっても“ぐるぐる巻き”だ。

引き続き人気のモノトーンコーディネート。春になるにつれてグレーを取り入れる人が増えている(拡大すると、各アイテムの詳細データも見られます)

 もはや大定番のアイテムといえるストールだが、巻き方はさまざま。密かにトレンドがある。ガーリースタイルの場合は羽織るだけ、スキニー全盛期は極細のストールを首に1回だけ巻くのが主流、アメトラ(アメリカン・トラッド)ブームのときには首に掛けるだけ、など、その時の旬なスタイルによって変化してきた。

 巻き方にトレンドがあるのは、もちろんスタイルに合わせるためだ。例えばモード系のスタイルなら「I(アイ)シルエット」と呼ばれる直線のラインを崩さないように首もとのボリューム感を抑える細いストールを垂らすように着用する。そうすることで、首もとがすっきりするだけでなく垂れたストールが“縦長感”を演出し、より細く見える効果がある。スタイリングのアクセントとして主張するというよりも、さりげなく同化しているのが、これまで人気となった巻き方と言えるだろう。

 今回の”ぐるぐる巻き”は、従来とは全く逆の“主張する巻き方”というのがポイントだ。

 マフラーを首が隠れるほどぐるぐる巻きにしてボリュームのポイントを上に持ってくる。そうすることで、小顔効果はもちろんのこと、シルエット全体が首回りとの対比効果でスリムに見え、バランスがうまく取れるようになっている。

 ぐるぐる巻きに使用するストールやマフラーは、2メートル近い長さのものが人気。3メートル近いものもあるが、素材の厚さやドレープ感などで2メートルがベストサイズということなのだろう。

 また、結び目は後ろにするのが鉄則。これは、前や横に持ってきてしまうと、首もとがさらにボリュームアップしてしまうため。スッキリさがなくなり、ゴチャゴチャ感が出てしまうのを避けるためでもあるようだ。