ソフトバンクが3月末から発売する「Pocket WiFi」(ポケットワイファイ)。同名のイー・モバイル製品と比べて何が違うのか、どちらがおトクなのかを見ていこう(画像クリックで拡大)

 3月26日に、ソフトバンクが「Pocket WiFi(ポケットワイファイ)」を発売した。Pocket WiFiといえば、ノートパソコンや携帯ゲーム機などのWi-Fi対応機器を外出先などでインターネットに接続するための機器だ。

 すでにイー・モバイルが発売して大ヒットとなっている商品だが、どうして同名の商品がソフトバンクロゴを付けて出てきたのだろうか? 本体価格や月々の料金、サービスや使い方などに違いはあるのか、どちらを買うのがおトクなのかを検証した。

異なるキャリアの2回線を契約するため、2枚のUSIMカードが付属する

 独特の楕円形ボディーが特徴的なソフトバンクのPocket WiFi「C01HW」は、見たところイー・モバイルの「D25HW」とまったく同じ。だが、写真を見ると「おやっ?」と感じる部分がある。それは、最初から2枚のUSIMカードが付属してくる点にある。1枚はイー・モバイル回線用のUSIMカードで、本家と同じ定額制使い放題の契約で利用する際に使う。もう1枚のUSIMカードはソフトバンク回線用のもので、こちらは使い放題ではなく従量制の契約となる。つまり、最初から2回線の契約をすることになるわけだ。

ソフトバンクのPocket WiFiを契約すると、2枚のUSIMカードが付属してくる。カードの差し替えにより、異なるキャリアに接続できるのが特徴だ(画像クリックで拡大)

 本体のUSIMカードスロットは1基だけで、2枚のUSIMカードを同時に差し込めるわけではない。どうやって切り替えるかというと、Pocket WiFiの裏ブタを開けて2枚のUSIMカードを手で差し替えるのだ。一見すると面倒に感じるが、必要に応じて2つのキャリアを切り替えて利用できるのは便利だ。日本の携帯電話でおなじみのSIMロックの枠を超え、2つのUSIMカードを自由に差し替えて使えるという点で、一歩進んだ製品といえるだろう。

赤い「データ通信(A)」のカードを差し込むとイー・モバイル回線に、もう1つのカードを差し込むとソフトバンク回線に接続できる。それぞれカバーするエリアや料金体系が異なるので、ユーザーによる使い分けが必要だ(画像クリックで拡大)

■変更履歴
記事掲載当初、各SIMカードの対応キャリアの表記が逆になっていました。該当個所は修正済みです。お詫びして訂正いたします。[2010/4/1 15:40]

 ソフトバンクとイー・モバイルの協業は、実は2009年2月からスタートしている。ソフトバンクのUSBスティック型通信専用端末「C01LC」と「C02LC」は、ソフトバンクがMVNO(Mobile Virtual Network Operator)でイー・モバイル回線を利用する形で通信する仕組みだ。

ACアダプターやUSBケーブルなどの付属品は、イー・モバイル製品と同じだ(画像クリックで拡大)