【ディレクターjinkeの“矢立旅行記”後編】

 夜明け前に出発して、早朝からのロケだったこともあり、撮影地の出水市から城山観光ホテルに戻るとグッタリ。僕とSプロデューサーがソファーに腰を下ろしてマッタリしていると、宴会場から豊田さんと造景さんの声が聞こえてきた。のぞいてみると、今宵、我々の胃袋に収まる予定の“豚しゃぶ”を美しく、しかも庭道流の“ストーリー”を作りながら撮影しておりました。造景さんがストーリーを作り、豊田さんが構図を決める。まさに、豊造ココにアリ!といったコラボレーションが繰り広げられておりました。

城山観光ホテルの「スーペリアツイン」。ゴージャスですなあ……(画像クリックで拡大)

見よ、構図を決める二人の真剣なまなざしを! それにしてもおいしそう~。こちらの写真は次回公開(?)(画像クリックで拡大)

 緊迫の撮影が終わると、僕もSプロデューサーもホッと一息(←撮影がメインでしょ)。どちらも名物の豚しゃぶと焼酎で、鹿児島の夜はゆっくりと更けていくのでありました。

「今回の表紙写真の撮影中、がまんしきれなくなった豊田さんが思わずビールを口に! それを見た造景さんは唖然……とうぜん、彼もすぐさまぐびっといきました(笑)(画像クリックで拡大)

城山観光ホテルのスタッフと記念撮影。ありがとうございました(画像クリックで拡大)

(文/豊田直之、写真/豊田直之・Sプロデューサー、制作協力/ジンケトリオ)

プロフィール

豊田 直之(とよだ なおゆき)

 水中撮影を必殺技とする冒険写真家。1959年横浜生まれ。東京水産大学(現・東京海洋大学)水産学部卒。写真家・中村征夫氏に師事。独立後海の撮影プロダクション「ティエムオフィス」を設立。同代表。日本各地の海、海外の海に精力的に潜る一方、山にも登り、沢や滝壺の撮影も果敢に行う。デジ侍理事長。

田中 造景(たなか ぞうけい)

 庭道師範。故・高木禮二氏(元日本盆栽協会会長)に指導を受ける。浜松花博覧会、愛知万博、週刊誌「花百科」(講談社)などへの各種植物の提供、さらに造園工事では、世界遺産である京都・東寺の現銘樹「不二桜」の植栽や、浦安のテーマパーク植栽などを、他会との協力作業として深く携わった。2007年春からは、一般向けに庭指導や環境教育など、緑に関する庭師として活動中。