ユーザー視点の辛口評価で好評の戸田覚氏による連載。今回はアスーステック・コンピューターの「Eee PC 1001HA」を取り上げる。駆動時間はカタログ値で6.5時間、約1.25キロのネットブックが3万円台。驚異の価格だが果たして使えるのか。戸田氏が下した結論は?
ネットブックは、スペックがあまり変わらないこともあって、店頭にはかなり古いモデルも残っている。CPUなどが変化しないためにマイナーチェンジをする意味がないので、微妙な差の新モデルが続々登場する。結果として、各社のラインアップが増えて、それぞれの違いが非常にわかりづらい状況になってしまった。
こんな状況の中でも、間違いなくひとつの傾向として見て取れるのが、高機能化だ。CPUやHDD容量などのスペックは変わりようがないのだが、昨シーズンあたりから高解像度化が著しくなっている。これまでは、10.1型ワイドで1024×600ドットの液晶を採用するモデルが多かったのだが、最近は、液晶サイズが同じ10.1型ワイドながら、1366×768ドットの高解像度タイプが増えてきた。これは大変に好ましい傾向だと考えている。1024×600ドットでは画面が狭くて使いづらいからだ。いかに、ウェブ閲覧やメールが中心のネットブックとはいえ、使いやすい方が良いに決まっている。
だが、すべてのユーザーがそこを目指すとは思えないのも、またしかり、である。そもそもネットブック最大の魅力は価格が安いことだ。同じ価格なら高機能なモデルの方がうれしいに決まっているが、機能を抑えた安いネットブックがあっても良いと思う。いや、それこそがネットブックの王道と言ってもよいだろう。
今回取り上げたアスーステック・コンピューターの「Eee PC 1001HA」は、まさにそんなモデルだ。実売価格は、スタート時で3万4800円。店頭に並んでこなれてくれば、3万円切りの予感もするのだ。











