個人的な話になるが、自宅のパソコンを、長年使ってきたXPパソコンからWindows 7パソコンへ乗り換える決意をした。仕事用のパソコンならサッと決断するのだが、家族用のパソコンとなると、とたんに腰が重くなる。たとえXPでも、まだ使えるからだ。だが、ほとんどメンテナンスもしてこなかった付けがたまり、起動に数分かかるような状態に……。再セットアップするくらいなら、Windows 7へと乗り換えるか! という話になったのだ。

 購入候補の条件は、液晶が大きすぎないテレビノート。今まではテレビ機能のない普通のパソコンだったが、「テレビも見たい!」という強い要望を受けて最新モデルを吟味した。その中で「これは!」と思ったのがNECの「LaVie L」シリーズだった。理由はテレビ放送の受信スタイルだ。

 通常のテレビノートは、本体にテレビチューナーを内蔵。パソコン側面や背面にある端子にTVアンテナ線をつなぎ、放送波を受信する。一方のLaVie Lシリーズは、放送波の受信に「ワイヤレスTVデジタル」という専用機器を利用する。このワイヤレスTVデジタルに、TVアンテナ線をつなぎ、放送波を無線電波として送信。これをLaVie本体で受けて、液晶画面に番組を映し出す。つまり、パソコン本体にケーブルをつなぐ必要がない“ケーブルレステレビ”なのだ。

 LaVie Lに目が留まったのは、このケーブルレスという特徴にほかならない。実は、A4ノートを設置する部屋にだけ、TVアンテナ線の引き込み口がなく、困っていたのだ。室内アンテナの利用も考えたが、BS・110度CS放送も視聴したいので「ワイヤレスTVデジタル」という選択肢に至った。

 だが、気がかりな点も……。それは、ウリでもある無線という受信方式だ。電波を使う機器は住宅環境に大きく影響するため、実際に使えるかどうかは試してみないと分からない。ワイヤレスTVデジタルについては、あまり情報もなかったため、筆者自ら確かめることにした。筆者宅と同じようにアンテナ線がない部屋、ケーブルレスでデジタル放送を楽しみたい方に向けて、ワイヤレスTVデジタルの使い勝手を紹介してみたい。

テスト機は「LaVie L LL870/WG」(実売価格19万9800円)。このほか、ワイヤレスTV付属モデルには、液晶の解像度が低い下位モデル「LaVie L LL570/WG」(実売価格18万4800円)もある

LaVie L LL870/WGに付属する「ワイヤレスTVデジタル」。地上デジタル放送、BS・110度CSデジタルのデジタル3波に対応する。サイズは幅3.1×奥行き17.7×高さ17.2cmと、無線LANルーターくらいの大きさだ(画像クリックで拡大)

モデル名 LL870/WG LL570/WG
カラー スパークリングリッチブラック
OS Windows 7 Home Premium 32ビット/64ビット
CPU Core i5-430M
(2.26GHz)
Core i3-330M
(2.13GHz)
メモリー 4GB(最大8GB)
HDD 500GB
光学ドライブ Blu-ray Disc DVDスーパーマルチ
ディスプレイ 16型ワイド
(1920×1080ドット)
16型ワイド
(1366×768ドット)
TV機能 ワイヤレスTVデジタル
無線LAN 11a/b/g/n
Bluetooth あり なし
FeliCaポート あり なし
USB USB3.0×2
USB2.0×3
USB2.0×5
Officeソフト Office Personal 2007
ワイヤレスTVデジタルが付属する店頭2モデルの主要スペック