2009年暮れに発表された「住宅版エコポイント制度」の内容が2010年1月15日、やっと明らかになった。その上限は「最大30万ポイント」と、家電版エコポイントより1ケタ上のなかなか凄い数字だ。1ポイントが1円に相当するので、「最大30万円」が国庫から付与されるのだ。

 この住宅版エコポイント制度とは、
《【1】「エコ住宅」の新築》
《【2】「エコリフォーム」》
を対象としてポイントが付与される仕組みだ。【2】には「バリアフリー」改修工事も含まれる。そしてもう一つの特徴が、
《【3】いずれの場合も「即時交換」が可能》
なことだ。

 今回は、国土交通省、経済産業省、環境省の三省合同事業として実施される、住宅版エコポイント制度の全体像と要点を、分かりやすく整理していこう。

 エコポイント制度そのものは、すでに家電を対象に09年夏から実施されている。「エコポイントの活用によるグリーン家電普及促進事業」で、エアコンと冷蔵庫、地上デジタル放送対応テレビの3品目について、省電力など一定の基準を満たした製品の購入に際し、エコポイントを付与する(本連載09年6月の記事を参照)

 今回の住宅版エコポイントも、基本的にこれと同じスキームと見てよい。基準を満たす製品の購買につきポイントが付与され、商品券や商品などと交換できる。

 しかし、同じ「エコポイント」でも、住宅版と家電版にポイントの互換性はない。相互乗り入れが可能なら便利だし、相乗効果も期待できると思うが、なぜか? 「予算も含めて、システム上の違いがある」(国土交通省住宅生産課)からだそうだ。

 なお、家電版エコポイントでは対象製品を「統一省エネラベル」で見分けられたが、エコ住宅についても「住宅省エネラベル」が09年から導入されている。

住宅省エネラベルの例。左が登録建築物調査機関の評価を受けた場合(第三者評価)、右が建築主等が自ら性能を評価して表示する場合(自己評価) の表示(画像クリックで拡大)