いよいよ2010年は“3Dテレビ元年”になる。
パナソニックは1月7日、米国市場向けに3月から3Dテレビを発売すると発表した。国内でも順次投入し、初年度は同社のプラズマテレビ全体の出荷台数の1割弱となる100万台近い3Dテレビの出荷を目指す。
ソニーは今夏、東芝は秋、シャープは年内に3Dテレビの発売を目指している。サムスンやLG電子といった韓国勢も、先ごろ米国で開催された「International CES 2010」で3Dテレビを相次ぎ展示し、今年の前半にも投入する姿勢をみせた(関連記事)。
とくにパナソニックは、「いち早く3Dテレビを市場に投入する」(パナソニック・大坪文雄社長)と力が入っている。3Dテレビが、ここしばらく、やや劣勢感のあったプラズマテレビの需要拡大の起爆剤になると考え、新工場稼働によって増産体制を整える。
フルHDで3D表示をするためには、120コマ/秒で映像を表示する必要がある。これを実現する高速駆動技術や動画応答性能の高さは、プラズマの特徴といえる。
液晶パネルは、走査によって描画する線順次方式を採用している。そのため、左右の画像の切り替えに左右のフレームの映像が混ざり、立体像の二重映りの原因となってしまう。対するプラズマディスプレイパネルは、画面全体を切り替える面順次方式を採用している。原理的に左右の画像の重なりが少なく、二重映りが少ないという特徴を持つ。
「課題となっていた蛍光体の残像特性による二重像についても、独自の新発光制御と、新短残光蛍光体の採用により、低減することに成功している。プラズマディスプレイパネルは、3D化に適したパネルだといえる」と、パナソニック プラズマディスプレイの長野寛之社長は胸を張る。
パナソニックは、これまでの「見るテレビ」「使うテレビ」から、3Dによる没入感を持ったテレビ視聴が可能になる「浸るテレビ」へと進化させたいと語る。











