「【年明けうどん】が盛り上がってます!」
讃岐うどんの本場・香川の四国新聞社K記者から、新しい食のトレンドに関してコメントを求める電話があった。「年越しそばに対抗して、香川発の【年明けうどん】が大いに盛り上がっている。コンビニ各社が販売し、カップ麺まで登場した。年明けうどんは、どうやらセブン-イレブンが仕掛けて成功した“恵方巻”をモデルケースにしているようだが、恵方巻のように全国でも受け入れられるだろうか?」という質問だ。当連載コラムの「恵方巻の意外な仕掛け人を発見!」という記事を読んでの問い合わせである。
うどんに、紅(赤)い具材を添えて新春を祝う「年明けうどん」のサンプル写真
(「年明けうどん」公式サイトより)
かつて香川では、西日本放送『とことん!土曜〜び!!』(2001年〜)という番組の企画立ち上げに参加したさい、讃岐うどんを食べまくったことがあるが、「年明けうどん」なるものはまったくの初耳だ。聞くところによると年明けうどんとは、元旦から1月15日までに食べるうどんのことで、純白のうどんに、新春を祝う「紅(赤)」色の具材(梅干しやニンジンの天ぷら、赤いかまぼこ、明太子など)をトッピングして食し、太く長く、長寿やしあわせを願う縁起物だという。「そんな伝統や風習が以前から讃岐にあったのか?」といぶかしげにK記者に尋ねると、「ない」という。それもそのはず。讃岐うどんの関係団体、さぬきうどん振興協議会が、「年越しそば」をヒントに思いついて商標を登録、2009年の正月に初めて実施したらしい。となると2010年の正月は、まだ2年目にすぎない。初年度は思いついてから正月までの期間が短く、準備不足もあってそれほど広がらなかったが、2年目を迎えて、セブンイレブンをはじめ全国の大手コンビニやうどんチェーン(はなまるうどん)も参加を表明、いきなり定着しそうな気配だとK記者は熱く語る。たしかにこのコラムを書いている12月25日現在、確認したところ42都道府県、253社が「年明けうどん」を扱うことになっていて、盛り上がりは十分だ。












