今週のテーマはモバイルノートだ。先週お伝えしたとおり、Windows 7が登場してからはパソコン全体の販売台数が急激に伸びている。なかでも前年比で断トツの飛躍がみられるのがモバイルノートだ。電子情報技術産業協会(JEITA)が発表した「2009年度パーソナルコンピュータ国内出荷実績」によると、2009年10月のモバイルノートの販売台数は、前年同月比で171.3%となっている(ちなみに、出荷金額は前年同月比91.1%)。
しかし、原動力になっているのは、2008年初冬から市場を席巻し続けたネットブックではない。前回に引き続き取材したソフマップ秋葉原本館のWindows本体担当の中島昌治氏は「今年の夏頃からネットブックの売れ行きにはかげりがみえています。パソコン全体のランキングも上位にはA4ノートが集まり、ネットブックが並ぶようなことはありません。現在は通常売価で3万円台のモデルもありますが、いずれもヒットには至っていませんね」と語る。
ネットブックに代わるヒットモデルは、モバイルノートの売れ筋ランキングをみれば一目瞭然(りょうぜん)だ。
| ●モバイルノート売れ筋ランキング | |||
| 1位 | UL20A-2X044V | ASUSTeK | 5万9800円(ポイント10%) |
|---|---|---|---|
| 320GB HDDを備える12.1型ワイドのCULVノート。Windows 7 Home Premiumを搭載し、駆動時間は約7.4時間。サイズと重量はW296×D210×H25.9mm/約1.56kg。 | |||
| 1位 | Aspire 1410 | 日本エイサー | 5万9800円(ポイント10%) |
| 250GB HDDを搭載した11.6型ワイドのCULVノートで、OSはWindows 7 Home Premium。駆動時間は約7時間で、サイズと重量はW285×D204×H30mm/約1.38kg。 | |||
| 3位 | dynabook MX/33K | 東芝 | 6万5800円(ポイント20%) |
| 約9.5時間稼働する11.6型ワイドのCULVノート。Windows 7 Home Premiumを搭載し、HDD容量は250GBとなる。サイズと重量はW286×D211×H34.2mm/約1.58kg。 | |||
参考:A4ノートの売れ筋ランキング
| 1位 | dynabook TX/66K | 東芝 | 12万9800円以下(ポイント20%以上) |
|---|---|---|---|
| 2位 | FMV-BIBLO NF/E70 | 富士通 | 14万2800円以下(ポイント15%以上) |
| 3位 | VAIO N VGN-NW51FB | ソニー | 11万3800円(ポイント20%以上) |
| 4位 | Aspire 5542-M23 | 日本エイサー | 6万9800円(ポイント10%) |
| 5位 | dynabook TV/68K | 東芝 | 15万9800円(ポイント20%) |
Windows 7とデュアルコアの超低電圧版Celeronを搭載した新型ミニノート「CULV」ノートが上位を占めた。特に上位2モデルの売れ行きが飛び抜けており、国内勢で健闘している「dynabook MX/33K」が後を追う構図だ。4位以降は、差があまりなく混戦している状況とのこと。「ヒットしている」と評価される順位に、ネットブックの姿はなく、ネットブック内でも有意差が出るほどの売れ筋モデルは出てきていないという。
次のページからは、パソコン市場に激震を走らせたネットブックブームの始まりから終わりまでの動きをおさらいしたい。その上で、現在の売れ筋モデルをチェックしていこう。
※なお、写真や文章で掲載している価格とポイントは、2009年12月14日14:30時点のもの。日々変動しているので、参考程度に見ていただきたい。











