今回メタル斬りするのは、フジテレビの女子アナユニット「Early Morning」が歌ういやし系サウンド。そして新人歌姫「菅原紗由理」と実力派ラッパー「童子-T」が歌う2曲のセツナ系バラード。タイプの違う3アーティストのうち、マーティが一番感動したのは? また、現在発売中の「日経エンタテインメント!」1月号(表紙・嵐)では「ヒルクライム」「DOUBLE&清水翔太」「Superfly」を分析しています。こちらもどうぞ。

 アメリカからやって来た僕からすると、今の日本の「女子アナ人気」は、すごく不思議な現象です。

 もちろん、アメリカのテレビにも女性のアナウンサーはいっぱいいます。でも、日本の女子アナと比べると、かわいさのレベルはまったく比べ物にならないよ。しかも日本の女子アナって、ニュース番組だけじゃなく、バラエティー番組にも出たり、ときには歌手デビューもして、まるでアイドルみたいな存在じゃん。日本はつくづく平和でいい国だね。

Early Morning
『かみさまでもえらべない。』
『アナ★バン!』から生まれた女子アナユニットの第2弾シングルは槇原敬之がプロデュース。「うまくはないけど、ニュースを読んでるときと同じ特別な声の説得力がある。通常のボーカリストの説得力とはちょっと違う、吸い込まれる独特の感じたね」。
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 『かみさまでもえらべない。』は、フジテレビの女子アナ、高島彩さんと中野美奈子さんが結成したユニット、Early Morningの2ndシングルです。作詞・作曲・プロデュースは、マッキーこと槇原敬之さんが手がけています。

 2人のボーカルは、本職のアイドルシンガーと比べると少し声が低くて、歌も決して上手とはいえません。ただ、女子アナもやっぱり声を使う職業だから、完全な素人さんとは違って、声に独特の説得力があるじゃん。朝の番組でニュースを読むときと同じで、2人とも聴きとりやすくて吸い込まれそうないやし系の声だから、普通のJ-POPボーカルとはまたちょっと違う味わいがすごく新鮮です。

 もうひとつ印象に残ったのは、コーラスのアレンジがすごく豪華だったこと。彼女たちはプロのシンガーじゃないから、ボーカルだけに集中して聴かれちゃうと、確かにつらいところもあります。でも、この曲は全体のコーラスをすごくおいしくアレンジしているから、聴いてる人の耳も、曲全体の雰囲気の方に意識が集中するはずです。2人の弱点をカバーしながら、一番の個性の部分はちゃんと生かしてあげてるところが、さすがマッキーさんのプロデュース術だね。