“文具王”の異名を持ち、文具メーカーでユニークな商品を生み出し続ける高畑正幸氏が、最新文具の奥深~い世界をナビゲートする。

 今回紹介するのはキャップ不要の蛍光ペン「ハンディラインS」だ。

 ノック式であることを除けば普通の蛍光ペンだが、イベント進行や商品のピッキング作業など、デスク以外の現場でチェックを入れるときなどにラインマーカーを使っている人にとって、ノック式というのは有り難い機能だ。

蛍光ペン「ハンディラインS」(ぺんてる)。1本157円で、オレンジ、イエロー、ライトグリーン、ピンク、スカイブルー、バイオレットの6色(画像クリックで拡大)

 ボールペンでは珍しくもないノック式だが、蛍光ペンとなると、現在入手できるモノだと、このハンディラインSのほか、東海の「OSTO(オスト)」、とサンフォードの「Sharpie Accent RT」くらいしかなく、意外と品種は少ない。

上から、サンフォードの「Sharpie Accent RT」、東海の「OSTO(オスト)」、そしてハンディラインS(画像クリックで拡大)

 蛍光ペンなどのマーカー類は、ボールペンなどに比べるとインクが空気に触れる面積が圧倒的に広い。このため、ペン先が乾燥するスピードも速く、特殊なインクでもない限り、ペン先を外に出したまま数時間放置しておくと書けなくなる。

 となると、ノック式にするにしても、ボールペンのようにペン先を引っ込めるだけでOKというわけには行かない。どうしても外気から遮断する必要があるのだ。そこでペン先を収納すると同時に、内部ではキャップを閉める構造になっている。

 ここまでは、誰でも考えつきそうな当たり前の話。今回は、どんなキャップを内蔵しているのだろうというお話。