家電量販店の購入相談カウンターに勤める販売員。AV・デジカメなどの“黒物家電”のほか、洗濯機、冷蔵庫などの「白物家電」にも強い

 今年の夏ごろから猛威をふるっている新型インフルエンザだが、湿度が下がってまん延しやすい冬に近づくにつれてその威力を増している。家電量販店でも、以前に紹介したシャープのプラズマクラスターイオン発生機や空気清浄機が人気を博しているようだ。

 本格的な冬を迎える前に空気清浄機を新調するのであれば、何がお薦めなのだろうか?

シャープの「プラズマクラスター」とパナソニック「ナノイー」が人気を二分

 最近では、シャープ「プラズマクラスターイオン」搭載機とパナソニック「ナノイー」搭載機が大人気で、それ以外の機種がかすんでしまっている状況です。テレビや雑誌などでよく取り上げられていることもあって、空気清浄機は空気中のホコリなどを吸い取って清浄するだけでは満足いただけなくなっているのです。プラスαとして、細菌やダニ類を死滅させる力や、においを取る力などの付加価値が強く求められています。

 これまでは強力な脱臭フィルターを搭載した専用機でなければ脱臭は難しかったのですが、最近のモデルは「においを吸う」のではなく「イオンを放出する」ことでにおいを和らげる機能を搭載しており、それがある程度認知されてきたのです。また、その機能がないと売れなくなっているというのが現在の状況ですね。

床上30〜40cmまでの空気をきれいにしてくれる
「メガキャッチャー」がウリ

 今回紹介するパナソニックの「うるおいエアーリッチ F-VXE40」は、ハウスダストを強力に吸い込む「メガキャッチャー」と、ナノイーイオンを放出することでウイルスを無力化する「ナノイー除菌」を売りにしているモデルです。以前のモデルに比べて下から吸い込む力が増えており、まるで「空気の掃除機」みたいなんですよ。

パナソニックが2009年9月に発売した加湿空気清浄機「うるおいエアーリッチ F-VXE40」(画像クリックで拡大)

 パナソニックは最初に“床上”を強く押し出したメーカーです。ホコリをどれだけ吸い込めるのかという実験を見たのですが、抜群に吸ってくれるのが分かりました。特に床上30〜40cmくらいの、赤ちゃんがハイハイする程度の高さに強いのです。そのあたりは人が歩いたり風が吹いたりすることで、床に落ちているホコリなどが舞いやすい高さです。床の上にはあまりホコリはなく、実際にはそのあたりの高さを舞っているというのです。

 この「メガキャッチャー」というのは、掃除機に近い機能と言えます。パナソニックの掃除機にも「エアダストキャッチャー」という機能が以前から搭載されております。これは掃除機のヘッドの上部から空気を吸い込むことで、空気中に舞っているホコリを取り除くというものです。簡単に言えば、掃除機のヘッドに空気清浄機能が入っているといえばいいでしょうか。

 メガキャッチャーはその逆の発想で、掃除機の機能を空気清浄機に取り入れたものです。最近はフローリングが多いので寝ころぶケースは少ないですが、ラグを敷いて寝転べば、ちょうど30〜40cmまでの高さに入ります。そのような場合に、自分のいる場所付近の空気をピンポイントできれいにしてくれるのです。