皆さん、こんにちは。ファイナンシャル・プランナーの山田英次です。

 日本、及び世界の株価は、今年の春を境に徐々に切りかえしてきています。しかしながら、サブプライムローン問題に端を発する金融危機以前の水準と比べると、まだまだ復旧の道のりは、道半ば、いや、山登りにたとえるならば2合目、3合目といったところかもしれません。

 さて、確かに今後もいくつかの波乱がある可能性はありますが、世界中の株価が、今年の正月明けの水準から見れば、随分と上がってきていることは事実です。例えば、今年に入っての日経平均株価の最安値は、7000円程度なのですが、この数字を基準とすれば、現在の株価は約40%も上昇した数字だと言えます。でも、世の中には、日経平均株価の復活劇に追い付いていない、つまりは波に乗れていない人もたくさんいます。

 これは、昨年後半の暴落時に、恐怖心に駆られ、狼狽し、底値付近で、株や投資信託を手放してしまい、そのまま現預金で資産を保有している人たちです。

 一時避難をして損失を最小限に抑え、自分の投資効率を高めようと思ったのに、ちょっと非難している間に何割も値上がりしてしまい、逆に非効率的な判断をした結果となってしまう。そして、悔しい思いを胸に秘めながら、今度の上昇基調には乗り遅れまいと、慌てて高値水準で資金を投入してしまい、また下落してしまう。そんな悪循環に陥ってしまっている投資家も少なくないことを知っておいてほしいと思います。

 なぜ、そんな悲劇が起こるのでしょうか?

 その答えは簡単です。

 個人投資家の多くは、自分が凡人であるにも関わらず、それを認めないからです。