ユーザー視点の辛口評価で好評の戸田覚氏による連載。今回はビクターが9月に発売した低価格HDビデオカメラ「GC-FM1」を取り上げる。米国で人気の低価格ビデオカメラ、国内ではまだあまり製品が売られていない。果たして2万円で買えるこの製品はヒットするのか。さっそくその実力を試してみた。

 以前、本連載で米国で購入してきたソニーのお気軽なビデオカメラ「MHS-PM1」を取り上げた。日本でもケンコーなどのメーカーから、低価格HDビデオカメラが登場しており、そろそろヒットしそうな予感もする。なにより、高級なHDビデオカメラを購入すると10万円程度は当たり前で、その数分の1の価格で買える製品は不況下だけに魅力だ。

 新製品を待ちわびていたところ、ビクターから実売およそ2万円というお気楽なビデオカメラ「GC-FM1」が登場した。果たして日本で受け入れられる製品に仕上がっているのだろうか? 早速借用したのでテストしてみよう。

 実機が到着して、とにかく感心したのがサイズと軽さだ。大きさは、W53 ×H97 ×D17 mmと、ほぼ名刺大で約100グラム。コンパクトデジカメの小さなモデルとほぼ同様の大きさで、さらに軽いと思えばいいだろう。ポケットに入れておいても、まったく負担がないのだ。僕が愛用中のMHS-PM1よりもさらに小さく、スーツやデニムのポケットに入れるなら、GC-FM1のほうがはるかに適している。

 ただし、どうにも困るのがキラキラのデザインである。もちろん、これが好みの層に向けて企画されているわけだが、オジサン世代では、黒が持ち歩ける限界だ。それでも仕事中にメモを取るような使い方だと、かなり派手である。

写真は黒だが、表面がダイヤモンドにカッティングされており、キラキラ光る(画像クリックで拡大)

写真左がソニーのMHS-PM1で、右端は小型のデジカメ。サイズは小さなデジカメと同様だ(画像クリックで拡大)

背面に撮影用のボタン類が並んでいる。背面は比較的地味なデザインだ(画像クリックで拡大)