2009年10月23日から開催された、第41回東京モーターショー2009。リーマンブラザーズに端を発した世界的な景気後退の影響によって、輸入車メーカーの参加は独アルピナと英ロータス、英ケーターハムの3社だけと、ドメスティック色が強いモーターショーになった。09年9月にドイツで、第63回フランクフルトショーが世界中の自動車メーカーを集めて華やかに開催されたのとは対照的に、寂しい会場風景となった。

 9月22日には国連総会の一般討論演説で、鳩山由紀夫総理大臣が温室効果ガスの削減目標として、20年までに1990年比で25%削減を目指すという非常に高い目標を掲げた。それを受けるかのように、今回のモーターショーには国内メーカー各社が、ハイブリッド車や電気自動車(EV)などの、現実的なエコカーのコンセプトモデルをこぞって出展してきた。

 フランクフルトショーのような華やかさこそないが、エコカーの環境技術としては優れた、見応えのあるものになった。今や日本は、エコカーなどの環境技術においては世界のトップランナーといえるだろう。

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 今回のモーターショーに提案されたエコカーのコンセプトは、次の3タイプに大きく分けられる。

【1】内燃機関の燃焼効率と軽量化やパッケージングの高効率化による、欧州で提案された3リッターカー(大人4人を乗せて100kmを3Lの燃料で走る)の実現。 
【2】トヨタ「プリウス」やホンダ「インサイト」で開発したハイブリッドシステムをスポーツモデルやユーティリティーモデルなどに全面展開。 
【3】プリウスやインサイトとは異なる、電気自動車に近い考え方で開発したプラグイン・ハイブリッドによるエコカー。

 21世紀後半には脱化石燃料が進み、ゼロ・エミッション(走行中の排出物ゼロ)を目指す電気エネルギー社会が実現するだろう。今現在は、そうした電気エネルギー社会に到達させるための、ソフトランディング技術が求められている。クルマにおけるソフトランディング技術を提案するのが、上記した3つのコンセプトだ。

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