変額年金保険の正しい活用方法

 日本、そして世界の経済は、まだまだ安心できる状況にはありません。これから先もいくつかの波乱が待ち受けていることでしょう。でも、中長期的視野で見れば、徐々に世界の資本主義経済は修復されていくことになるのではないかと思います。

 その過程のどこかでは、V字回復に近い復活劇が演じられる可能性もあることを踏まえると、現状は、投資の機会としては魅力的とも言えます。

 いくつかの波乱があるかもしれないけれども、世界経済の復活劇も期待できる今、元本保証型の変額年金保険の魅力は大いに高まってきています。ただし、この金融商品は、資産運用の初心者がすぐに理解できるものではないことに注意が必要です。

 また、「最低保障の重み」が保険会社にのしかかり、徐々に選択肢が狭まりつつありますが、現存する変額年金保険それぞれの特徴を正確に把握して、焦らずに商品選びをする事も大切です。

 保険会社にとっての「最低保障の重み」というデメリットは、私たち投資家のメリットとも言えます。元本確保型の変額年金保険を手に取ることができる時間は、そう長くないかもしれません。年末までの連載においては、変額年金保険の特性を正しく理解すること、そして、税制の理解も含めて、解約、減額時や満期時に適切なハンドリングができるようになることを目的として皆さま方に情報をお届けする予定です。

 次回のコラムは、各社変額年金保険に共通する運用手法である、国際分散投資におけるリバランスについて触れていきます。

著者

山田英次(やまだ えいじ)

山田英次

ブレインズパートナー有限会社代表取締役、ファイナンシャル・プランナー。
私立麻布高校を卒業し、慶應義塾大学にて国際経営学を専攻。外資系金融機関を経て、独立系金融コンサルティング会社を設立し、現在は主に全国各地で開催される講演会を通じてのアドバイスを精力的にこなす。住宅購入、教育資金、セカンドライフに向けた資産形成など、個人の生活に密着したコンサルティングにおいて、多くの実績があり、幅広く支持されている。現在、ブレインズパートナー公式サイトにて教育費に関する無料相談受付中→ http://www.brains-p.com/


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