OSによって起動時間や終了時間は変わるのか?

 今回のテストに使ったのは、普段から執筆用に持ち歩いているモバイルノート、パナソニックの「Let's note T7」。CPUはCore 2 Duo U7600(1.2GHz)。メモリーは2GB(増設済み)、HDDは120GBとなっている。Vista Businessが標準だが、付属のディスクでXP Professionalにダウングレードした。A4ノートと比べると性能面で劣るモバイルノートだが、XPに変更したことで実に快適に動いている。

 なぜ、このパソコンを選んだのかと言うと、先日、Windows 7と同日発売される後継機「Let's note S8」に触発されたからだ。S8は、CPUが通常版のCore 2 Duo P8700(2.53GHz)に大幅強化され、液晶ディスプレーもついにワイド化。さらに8セルの大容量バッテリーにより、最大16時間駆動を実現した。話題のモバイルWiMAXや、HDMI経由で大画面テレビとも接続できるなど、非常に意欲的なマシンに仕上がっている。とある編集部で発表前に触らせてもらったが、愛機のT7に比べると数段上の快適さで、すぐにでも買い替えたい衝動に駆られた。このテストは、Windows 7の快適さを確かめるだけでなく、新しいパソコンに買い替えたほうが良いのかを見極めるためでもある。

 さて、話を動作テストに戻そう。最初のテストは「起動時間と終了時間」だ。各OSともほぼ初期状態にし、ストップウオッチで計測している。では、起動時間から見ていこう。結果はXPが50秒。Vistaが53秒。Windows 7が57秒と、Windows 7が最下位。デスクトップ画面が表示されるまでの時間でも、XPが37秒、Vistaが43秒、Windows 7は44秒で最下位という結果になった。次は終了時間の測定。テスト結果は上位から、Vistaの10秒。次いでWindows 7の11秒。最下位はXPで、両OSに比べると3倍近く遅く、29秒となった。2つのテストを合わせて総合評価(起動時間と終了時間の合計)を出すと、Vistaが1位。Windows 7が2位。XPは終了時間の長さが足を引っ張り、3位となる。

 手動計測では、納得しない方もいるだろう。そこでもう1つ、起動時間と終了時間を一緒に計測できる再起動時間の自動計測ツール「PassMark Rebooter」でテストしてみた。結果は手動計測と同じで、Vista、Windows 7、XPの順。Vistaがトップというのは、なんとも意外な結果だ。感覚的にVistaが遅いと思うのは、イメージの刷り込みが1つと、実測数値では表せない部分での遅さ原因と思われる。

起動時間のテスト結果(ストップウオッチで手動計測)。終了時間ほどの差はない(画像クリックで拡大)

終了時間のテスト結果。VistaとWindows 7はほぼ同じだったため、XPの遅さが際立った(画像クリックで拡大)

「PassMark Rebooter」の計測結果。10回分の再起動時間を計測してその平均値を示した(画像クリックで拡大)