最新OS「Windows 7」が10月22日に発売される。Vistaの登場が2007年1月だったので、2年9カ月ぶりのバージョンアップだ。いささか更新期間が短いように思えるが、XPからVistaまでがひときわ長かっただけで、極めて正常な進化とも言える。OS名に年号を付けていたWindows 95、Windows 98を例に挙げれば「確かに昔はそうだった……」と思われるだろう。Windowsは通常、3年ほどで新バージョンへと更新するものなのだ。

 今回の「Windows 7」。個人的にとてもワクワクしながら発売日を待っている。なぜなら、Vistaが発売された当時、思わぬ病気で入院し、新OS登場の熱気を肌で感じることができなかったからだ。前々回、XPの発売当時は他ジャンルの雑誌編集者だったため、気分的にはWidows 7がライターとして初めて立ち会う新OSとなる。とはいえ、世間的な盛り上がりはイマイチのようで、いささか寂しい。中には、「OSはSP1登場後が本当の乗り換え時期」という考えを持っている上級者の方もいるかもしれない。だが、今回のWindows 7に限って、あえてSP1を待つ必要はなさそうだ。ベータ版、RC版、そしてRTM版と使ってきて、その快適さには目を見張っている。

 Windowsパソコンを使っている人なら、XP、Vistaを問わず、何かしら不満を持っているはずだ。XPはさすがに機能がイマイチ。特に「ファイル検索」機能どは探し出すのに何分もかかり、使うだけでストレスがたまる。さらに大容量ファイルを扱うことが増えてくると、転送に時間がかかり、何とかできないものかと思ってしまう。対するVistaは初期モデルに比べると、起動・終了時間はマシになったものの、動作の遅さや煩わしいダイアログに随所で悩まされ続けている。こうした作業中に感じるストレスをずっと抱えたまま、1年か1年半後に登場するだろうWindows 7のSP1を待つなど、真っ平ごめん! という気分なのだ。

 そこで今回、手持ちのパソコンにXP、Vista、Windows 7(RTM版)を入れ、動作チェックすることにした。1台のパソコンが、OSの違いだけで快適さは変わるのか。特に気になる動作速度を中心に紹介していこう。

歴代OSのデスクトップ画面。左が最新のWindows 7、中央がVista、右がXPだ(画像クリックで拡大)