購入層の幅を広げた「iPod nano」と
無数のアプリが楽しめる「iPod touch」がヒット

ヤマダ電機・黒澤氏が教える
携帯オーディオプレーヤー選び 基本の三箇条

  1. 多機能モデルはFMラジオや独自アプリ、ワンセグ機能がトレンドだ
  2. デザインや機能とともに、バッテリーの“もち”もチェックすべし
  3. 音楽再生なら1万円、多機能モデルなら2万~3万円の予算を推奨したい

 最近の携帯オーディオプレーヤーの傾向について、黒澤氏は「メモリーの大容量化と操作性の向上で、データの大きな動画やアプリがかなり快適に楽しめるようになっています。そのいっぽうで、音楽再生向けのモデルは低価格化とダウンサイジングが顕著ですね。バリエーションの増加により、購入層も幅広くなっています」と説明する。

 そうした傾向を色濃く反映しているのが、今回の売れ筋トップとなった第五世代の「iPod nano」だ。第四世代に比べてわずかに軽量化しながらも、モニターを2.0から 2.2型に広げ、FMチューナーとビデオカメラを追加している。「iPod nanoは音楽中心で、たまに動画を見るといった人に売れるモデルです。これまでは10代~30代の方を中心に売れていましたが、FMラジオが聴けるということで、第五世代は40代~50代の方にもヒットしています。ラインアップは16GBと8GBがありますが、8GBがよく出ていますね。音楽中心ならそれほどの容量は必要ありませんし、8GBでも約2000曲保存できますからね」

アップル「iPod nano」。シルバーとブラック、パープル、ブルー、グリーン、オレンジ、イエロー、レッド、ピンクの9色を用意している(画像クリックで拡大)

 2位は第三世代の「iPod touch」。iPod nanoとは逆に、動画やアプリなども楽しみたいという多機能志向のユーザーに支持されている。「従来モデルよりもOSのバージョンが上がり、より快適に使えるようになりました。iPhoneと同じく、タッチパネル操作で無数のアプリケーションをダウンロードできる点が人気です。(iPhoneのキャリアである)ソフトバンク以外のキャリアに契約している方がよく購入されますね。ちなみに、32GBと64GBモデルは近日発売予定です。動画やアプリをたくさん保存したいという人が多いので、上位モデルが発売されたら、シリーズ内の人気はそちらに移る可能性もありますね」

アップル「iPod touch 8GB」(画像クリックで拡大)