ユーザー視点の辛口評価で好評の戸田覚氏による連載。今回はシャープが発売するインターネット端末「NetWalker」を取り上げる。電子手帳のような大きさの新コンセプトは「ザウルスの再来か」と話題になった。でも実際の使い勝手と価格のバランスはどうなのか。戸田氏の評価は?
シャープがまったく新しいインターネット端末「NetWalker」を投入した。Webニュースなどをご覧になったベテランユーザーのかたは、誰もが同じことを考えるだろう――「ザウルス」の再来を狙っているのではないかと。僕も、もちろんそう思った。
この製品のコンセプトが受け入れられるかどうかは、実に微妙である。サイズは大型の電子手帳といったところで、最近ではイー・モバイルの「EM・ONE」やウィルコムの「W-ZERO3」に近い。液晶は5型ワイドなのだ。
微妙といったのは、この手のサイズの製品は最近元気がないからだ。2007年頃までは、EM・ONEなどがよく売れていたが、最近は「iPhone」にやられてしまっている。このサイズがダメだと言うつもりはない。だが、しょせんポケットに入れて持ち運べないのである。ならば、1キロ程度のパソコンでもよいと考える人も少なくないだろう。
とはいえ、製品としてのデキは悪くない。どこを見ても安っぽさはなく、キーボードもしっかりしている。ちょうつがいの部分の動作も確実で、液晶の開け閉めでも剛性感が感じられて、嬉しくなる。天板の塗装は、まるで漆塗りのごとく濡れたようなツヤがある。指紋がやたらに目立つのだが、そこは、納得して買うべきだ。











