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ウエストでワンクッションを置いたロング丈Tシャツ。こうみるとTシャツワンピと見間違ってしまう。上下ともに人気ブランド「ジェレミースコット」のもの(拡大すると、各アイテムの詳細データも見られます)

 メンズスカートが大きな話題となっているが、ストリートの男性の間では密かに「ロング丈Tシャツ」の人気が上昇中。腰のワンクッションによってひざ丈くらいのTシャツをひざ上丈にして着こなす様は、ワンピースやチュニックの着こなしとそっくりだ。

 レディスでは、ロング丈Tシャツを細身のパンツと合わせるのが定番。メンズでは、ハーフパンツやゆったりしたボトムを合わせ、リラックススタイルやユルいコーディネートに用いられることが多い。それゆえ、これまでオシャレ最先端のストリートで男性が着ているのを見かけることはほとんどなかった。また、ミニスカートなどでうまくコーディネートできるレディスと違い、メンズはボトムの選択肢が少ないのもネックになっていた。

 ロング丈Tシャツが男性の間で人気になった理由としては、ボトムにタイツを合わせるようになったことが大きい。スキニーパンツではなく、柄入りのタイツをはくことでワンピースのような着こなしが可能に。これまでバランスの取りづらかった着丈の長さが生かせるようになり、一気にスタイリングの幅が広がった。また、ユニセックスアイテムが多くそろった環境も後押ししている。ハイヒールブーツなどは、最たる例。ハイヒールで足下をすっきりさせ、着丈の長さによる胴長効果をちょうど良いバランスに仕上げられる。

 スタイリングを見ると、ほとんどの人がタイツを着用してトップスボトムスのカラーリングはモノトーンをチョイス。また、ハイヒールブーツの着用もマストのようで、スニーカーや普通のブーツといったものは見かけない。Tシャツなので身丈がやや広く取られており、ウエストで絞ってゆるくドレープを効かせるのが人気。着丈もこの部分で調整するようだ。