2009年8月27日、シャープは新しいカテゴリーのモバイルデバイス「NetWalker(ネットウォーカー)」を発表した。OSにLinuxベースのUbuntuを搭載し、A6サイズ・409g軽量・3秒起動・約10時間駆動という特徴を備えた「PCとスマートフォンの“いいとこ取り”を狙う端末」ということだが、果たしてその狙いは見事当たるのだろうか?
スマートフォンとネットブックの間を狙う新端末
シャープが発表したNetWalkerは、A6サイズ、409gと、一見すると、ミニノートというよりも大きめの電子手帳といった容姿である。だがその実態は、OSにLinuxベースのUbuntuを搭載し、Webブラウザの「Firefox」や、オフィススイートの「OpenOffice」が動作するという、PCに近い機能を備えた端末なのだ。インターフェース類を見ても、フルキーボードにUSB端子、さらに無線LANを備えるなど小型のネットブックといっても通用しそうな雰囲気を醸し出している。
とはいえ、このくらいのサイズのPCであれば、日本では富士通の「LOOX U」が既に投入されているし、海外に目を向ければ、さらにいくつかの機種が存在する。だがNetWalkerは、それらと大きく異なる特徴を備えている。
ノートPCやネットブックは、サスペンドや休止状態から復帰するのに(環境にもよるが)およそ1、2分はかかる上、10時間駆動できるような機種となるとバッテリー容量が大きくなるため、どうしても1kgを超えてしまう。だがNetWalkerは電源を入れて3秒で起動する上、スマートフォンなどに近いCPUを採用することで、500gを切る軽量と約10時間の駆動を両立している。
こうした特徴から、NetWalkerがPCとも異なれば、携帯電話やスマートフォンとも、もちろん電子辞書とも異なる新しいジャンルの端末であるということが理解できるだろう。











