戸田覚(とだ・さとる) ビジネス書作家で著書は100冊に上る。パソコンなどのデジタル製品にも造詣が深く、モノ雑誌などでも執筆するこだわり派

 手帳をデジタルに完全移行してから10年程経った。その昔は紙の手帳の単行本を執筆して、増刷を重ねた経験もあるのだが、生産性という観点から考えるなら、紙の手帳はデジタルにかなわないと断言できる。とはいえ、僕のかばんには、まだアナログのペンと紙は残っている。メモは紙とペンが中心だし、ノートも時には紙を使っているのだ。

 昔は、すべてのメモを紙に書いていたのだが、最近はマイクロソフトの電子ノートブック「OneNote」を使う機会も増えている。個人的には紙やペンが大好きなのだが、効率を考えて泣く泣くデジタルを使うこともあるのだ。

 だからこそ、紙に書くときにはこだわりを持ちたい。そこで今回ご紹介するのがRHODIAのノートだ。どこかでご覧になった方も多いだろう、オレンジの表紙が特徴のフランス産のノートやメモ帳を最近愛用しているのだ。

RHODIAのメモやノートは、オレンジの表紙が最大の特徴だ(画像クリックで拡大)

 ただまあ、このノートは本気で使おうと考えると、かなり厳しい。特に大判の製品は重くて分厚く、VAIO type Pを持ち歩いた方が楽だったりする。

 メモ帳もしかり。長さ10.5ミリ程度の最小サイズのメモの場合、とじしろが約15ミリもあるのだ。なんたる紙のムダか。しかも、巨大なホチキスでとじてあるだけなので、リング式のメモ帳とは違って、裏面はまったく実用に値しない。紙両面使おうと思うなら、切り取るしかないのだ。

 品質だって日本製のノートと比べると、雲泥の差もいいところだ。裁断面はぎざぎざだし、紫色のケイ線は、ものによっては濃すぎて文字が見づらい。日本製品だったらあり得ないばらつきである。

 こんなメモ帳が安く買っても190円くらいするし、ノートも1000円以上するものが多い。まとめて買って8000円とか言われると、自分で選んだくせに、アホかと思ってしまう。

 だが、どうしても欲しい理由が2つあるのだ。

ブロックで色分けされたノート。切り取り線で切るとA4になるサイズなので、とにかくでかくて分厚いのだ(画像クリックで拡大)

ノートに差し込める付属のクリアファイルは、感性にマッチするオレンジ。機能としては、透明の方が良いのだが(画像クリックで拡大)