ユーザー視点の辛口評価で好評の戸田覚氏による連載。今回はアウトレットパソコンを自腹で購入してみた。6万円でビジネスにも使える「ThinkPad」だ。OSがWindows 7 に入れ替わっても十分有効活用できるという基準で選んだ製品。ネットブック並みの価格で買えるA4ノートを戸田氏はどう評価した?

 今は、パソコンを買おうと考えるユーザーにとって、実に微妙な時期だ。Windows 7の発売が、もう10月にまで迫っているのだ。当然、新OSのパソコンが秋には続々登場する。そのタイミングを待つのも一つの選択肢だし、逆に値下がりしたWindows Vistaモデルを購入する手もある。以前書いたように、パソコンが暴落していることは、紛れもない事実なので、今買うのも悪くはない。判断に迷うだろう。

 僕の場合は、さまざまな理由でテスト用のパソコンが必要なのだが、OSが入れ替わる時期には、よりその傾向が高まる。ということで、今回は、アウトレットでパソコンを購入することにした。前記の理由で言うなら「暴落のWindows Vistaモデル買い」である。今回の購入では、置き場所の問題でA4ノートであることが前提だ。

 テスト用のマシンなので、予算はなるべく安い方がよいのだが、これから買うのだから当然デュアルコアCPUでなければ、手を出す気にはならない。せっかく買うのだから、OS入れ替えテスト後にも有効活用できるよう、シンプルなだけのモデルではつまらない。何かプラスアルファが欲しいところだ。

 当然ながら、最初は夏モデルをチェックした。8万円程度でA4ノートの中堅クラスが手に入るわけだが、これではただ普通に安く購入しただけになってしまい、面白くない。そこで、あらゆるソースを調べてアウトレット品を探した。

 以前調べたときもそうだったのだが、なぜかThinkPadはアウトレット品がよく見つかる。ということで、購入したのは、ThinkPad R61だ。現行モデルはR61eなので、すでにカタログ落ちしている。さらに、Rシリーズは最近、R400、R500あたりが主流になっているので、ちょっと古いのだ。

 ちなみにRシリーズは、いわゆるスタンダードモデルで、コストパフォーマンスも重視したビジネス向きのラインアップだ。

今回入手したThinkPad R61は、15.4型液晶を採用する低価格A4ノートだ(画像クリックで拡大)