今回のテーマは携帯オーディオプレーヤーだ。同市場は2003年末頃からiPodの世界的な躍進が目立っており、当連載で過去に下調べした複数の店舗でも、売れ筋上位TOP5をアップル製品が独占するのが当たり前という圧倒的な状況が続いていた。しかし今年の春頃から、そうした状況に変化がみられるようになっている。ソフマップ秋葉原本館1階・オーディオプレーヤー売り場での人気ランキングは、動画も見られるマルチメディアプレーヤーを含めて以下のようになっていた。

●売れ筋オーディオプレーヤーランキング
(ソフマップ秋葉原本館1階・オーディオプレーヤー売り場)
1位 ウォークマン NW-S736F ソニー 1万2300円(ポイント10%)
 音楽と画像、動画が再生できる4GBメモリーのプレーヤー。2.0型カラー液晶を搭載し、サイズと重量はW43.4×D8.1×H89.7mm/約46gとなる。
2位 ウォークマン NW-E042 ソニー 7280円(ポイント12%)
 音楽再生専用の2GBメモリー内蔵タイプで、曲名などを3行で表示するカラー液晶を備える。サイズと重量はW22.4×D16.9×H84.9mm/約28g。
3位 iPod nano 8GB アップル 1万7800円(ポイント5%)
 8GBのメモリーを内蔵し、音楽と画像、動画が再生できる。2.0型液晶を搭載し、サイズと重量はW38.7×D6.2×H90.7mm/約36.8gとなる。
4位 ウォークマン NW-X1060 ソニー 4万6800円(ポイント10%)
 音楽と画像、動画に加え、FMラジオやワンセグ、ネット視聴も可能な32GBモデル。3.0型の有機ELディスプレイを備え、サイズと重量はW52.5×D10.5×H97.4mm/約98g。
5位 ウォークマン NWD-W202 ソニー 9060円(ポイント10%)
 本体まで耳かけできる音楽再生専用のプレーヤー。内蔵メモリーは2GBで、液晶は非搭載。重量はイヤホン部分も含めて約35gとなる。
6位 Media Keg MG-E502 ケンウッド 9980円(ポイント10%)
 音楽と画像の再生に対応する2GBメモリーのプレーヤー。1.5型の有機ELディスプレイを採用し、サイズと重量はW41×D11.8×H92.5mm/約43gとなる。

 ソニーのウォークマンがランキングTOP6のうち4モデルを占め、iPodは3位の「iPod nano」のみという結果だった。秋葉原は最新のデジタル機器に反応するユーザーが多く集まる土地柄ということを考慮しても、市場全体で大きな変化が起きている可能性が見えてくる。

 この状況にはどんな要素が絡んでいるのか。次のページから、各モデルが売れる理由とともに同店に聞いていきたい。

ソフマップ秋葉原本館1階にある携帯オーディオプレーヤーコーナー。マルチメディアプレーヤーも同じコーナーに並んでいる(画像クリックで拡大)

※なお、写真や文章で掲載している価格とポイントは、2009年8月10日14:00時点のもの。日々変動しているので、参考程度に見ていただきたい。