ユーザー視点の辛口評価で好評の戸田覚氏による連載。今回はひそかに話題となっている韓国製のウルトラモバイルPC「Viliv S5」を取り上げる。そのボディーを「手にした瞬間、ガジェット好きの心をくすぐる」と評する戸田氏。その使い勝手は果たしてどうだった?
最近すっかり影を潜めていたのが、超小型のパソコンである「ウルトラモバイルPC」だ。ソニーがVAIO type Uでヒットを飛ばし、ウィルコムのD4や富士通のFMV-BIBLO LOOX Uあたりが登場したものの、何となく最近は存在感がない。ネットブックの圧倒的な勢いに負けたわけでもないのだろう。
そもそも、ウルトラモバイルPCは、どれも結構高価だった。持ち歩きに関しては向かうところ敵なしなのだが、逆に使い勝手はよくない。はっきり言って、マニアックなオモチャという存在であったのだ。安価で十分に使えるネットブックに目がいく気持ちはよくわかる。
そんな中、韓国製のウルトラモバイルPC「Viliv S5」が登場し、静かな話題になっている。今回は、この魅力的な超小型パソコンを借用し、徹底的にいじってみよう。
手にした瞬間、ガジェット好きの心をくすぐるべく苦心して作られた様子がひしひしと伝わってきた。がっちりとして非常に剛性感が高く、とにかく質感がよいのだ。
サイズは、154×84×24.4ミリ。HDDモデルは、バッテリー装着時で436グラムだ。SSDモデルは、32GBと64GBの2種類が用意されているが、およそ400グラム前後に収まっている。
これは、VAIO type Pよりも軽いのだから、文句の付けようがない。ところが、実物を手にしてみると、ずっしりと重い。これが金属の固まりのような質感の良さが重さにつながっているので、まあ致し方ないだろう。ただ、このクラスのサイズのパソコンは、本体が小さく、当然ながら画面も小さい。結果として、顔の近くまで持ってきて使うケースが増える。電車の中でも、膝の上に置くと使いづらいだろう。手帳を見るように、手で顔の前まで持ってきて、使うことになるのだ。左手で本体を持ち、右手でペンを持って操作していると、15分くらいで重く感じてくる。肩こりをしないように、カフェや会社では、なるべく机の上に置いて使うのが正解だ。











