iPhone 3GSをはじめとして、海外で人気が高まっているタッチ対応携帯電話。日本でもタッチ操作に対応した携帯電話が増えてきてはいるが、それが売れ行きにつながっているとは言い難い状況だ。日本でタッチケータイを普及させるには、何が必要なのだろうか?

海外では人気が高まっているタッチケータイ

 携帯電話のタッチ操作は、世界的なトレンドとなっている。その火付け役となったのは、言うまでもなくiPhoneである。

 2007年に欧米で最初のiPhoneが投入された時、それまでダイヤル操作中心であった携帯電話のインターフェースに、“指によるタッチ操作”という新しい概念がもたらされることとなった。無論、iPhone以前にもタッチ操作対応のものは存在したが、それらはペンによるものが中心であった。「指によるタッチで携帯電話を快適に操作する」というインターフェースを実現したのはiPhoneであり、その影響は非常に大きなものであった。

 現にiPhoneがブレイクして以降、海外ではスマートフォンや高機能モデルを中心に、タッチ操作対応、あるいはタッチ操作専用という携帯電話が急激に増えている。中でも、スマートフォンで知られるHTCや、「PRADA Phone」を開発したLG、そして日本では「OMNIA」ブランドでタッチ対応端末を投入しているサムスンといったアジア系メーカーはタッチケータイの投入に積極的で、多くのタッチ対応端末を市場に投入、あるいは投入を予定している。

 さらに今年は、iPhoneの最新機種であるiPhone 3GSが投入され、日本で発売される前から計100万台を売り上げるなど、高い人気を維持していることが証明された。世界に目を向けると、タッチ操作というのは携帯電話の大きなトレンドになってきているといえよう。

「iPhone 3GS」は、日本では2009年6月26日に発売。記念イベントが開催されたソフトバンクモバイル表参道店では、昨年ほどではないとはいえ熱心なユーザーがiPhone購入に列を作っていた(画像クリックで拡大)

サムスン、LGが冬に日本で開いた報道関係者向け説明会で展示されていた端末の数々。両社共に、海外では高機能モデルを中心として、多くのタッチ対応端末を投入している(画像クリックで拡大)