ジェネリック薬(後発医薬品)という名前を新聞やテレビCMでご存知の方も多いだろう。基本的には医者でもらえる“安い薬”というイメージが先行しているが、実際に病院で診察を受けた際に意識してジェネリック薬を入手している読者の方は少ないはずだ。ジェネリック薬を利用すれば、薬の自己負担を軽減できるのはもちろん、国の医療費を年間約1兆円も節減できるという意見もある。そこで、現役・薬剤師の方にお話を伺い、この季節、お世話になる人も多い水虫薬を例にジェネリック薬の入手方法や留意点などをまとめた。

 ムシムシ、ジメジメ…水虫の季節がやってきた。もし、あなたが「今年こそ本気で水虫を退治しよう」と思っているなら、病院や診療所に行って診察で受け、医師から薬を処方してもらうことをオススメする。

 最近は、ドラッグストアなどでも、医者が使っているのと同じ成分が入った水虫薬(塗り薬)が売られてはいる。だが、きちんと皮膚科の医師に診断してもらっておけば、「いくら薬を使っても治らないと思ったら、水虫じゃなかった」なんていうマヌケなことにはならなくて済む。

 しかも、医師がきちんと診断してくれるというのに、ドラッグストアで同じ成分の薬を自分で買うより、病院でもらった方が安く済むことが多い。水虫の薬は、ドラッグストアで買っても1本2000円近い。これに対して、医者に行くと、薬代以外に診察料など色々な手間賃を取られはするが、保険証を見せさえすれば、自己負担は3割で済む。健康保険が利くので、窓口で自分が支払うお金は、かかった治療費全体の3割だけで済むのだ。だから、病院(もしくはクリニック)と調剤薬局で払うお金を併せても、全部で1000円台で済むことも少なくないはずだ。

 さらに、水虫薬の場合は「ジェネリック薬(後発薬とも呼ぶ)」に切り替えることで、さらに薬代を安くできる。念のために言っておくと、この方法は決して違法ではない。それに、ここでは水虫を例に話をしているが、水虫の薬に限らず、医者でもらう薬すべてにこの節約術は適用できる。

 ただ正直に言うと、最後に説明するが、一部の薬ではこの方法は使うことができない。でも、うまくいけば、1回の支払いで数十円から数百円は安くなることもある。知っているとちょっと得をする(かもしれない)、ジェネリック薬の利用ノウハウを紹介しよう。

日本ジェネリック医薬品学会が運営する「ジェネリック医薬品」の情報サイト。http://www.generic.gr.jp/

ジェネリック薬に切り替えると、どのくらい安くなるかを試算できるサイト「Genecal(ジェネカル)」。http://www.genecal.jp/