ニコンのデジタル一眼として初めてバリアングル液晶を搭載。可動式の液晶モニターにより、撮影がかなり快適になった。撮像素子には有効12.3メガピクセル、APS-CサイズのCMOSセンサーを採用しており、実撮影画角は焦点距離の約1.5倍になる。画像処理には、ニコンの独自のコンセプトである「EXPEED」を採用。ニコンインテグレーテッドダストリダクションシステムによって、ローパスフィルターへのゴミの付着を軽減している点も見逃せない。


 ライブビュー撮影では、被写体を追尾し続ける「ターゲット追尾」や「顔認識AF」「ノーマルエリアAF」「ワイドエリアAF」の計4つから選択可能だ。AFモードも「シングルポイントAFモード」「ダイナミックAFモード」「オートエリアAFモード」「3D-トラッキング(11点)」の4種類がある。モードダイヤルに設定されている6種類のシーンモードに加えて、撮影メニューに13種類のシーンモードも用意している。「Dムービー」では1280×720のハイビジョン画質の映像を最長5分まで収録可能。本体にスピーカーを内蔵しているので、撮った映像をその場で見られる。ニコンD90やD300、D3などと似たメニュー構成で、操作が分かりやすい点も評価したい。


 画質は、一眼レフらしくシャープで解像感がある。発色も鮮やかな印象だ。レンズによっては、コンパクトデジタルカメラとは全く違ったボケを楽しむことができるだろう。ノイズは、ISO800までは全く気にならない。ISO1600になると若干ザラつきがあるが、ほとんどのシーンで問題ないレベル。ISO3200以上になるとざらつきが目立ち始める。


 今回掲載した拡大画像はすべてオリジナルデータなので、D5000 の実力をじっくり見定めてほしい。

ニコン
D5000
実売価格:7万2000円前後

発売日:2009年5月1日

有効画素数1230万画素
記録メディアSDカード(SDHC対応)
液晶2.7型TFTカラー液晶(23万ドット)
最高ISO感度3200

●撮像素子:23.6×15.8 mmサイズCMOSセンサー●最大記録画素数:4288×2848●HD動画:1280×720/24 fps●バッテリー:専用充電池(EN-EL9a)●サイズ:幅12.7×奥行き8.0×高さ10.4cm●重さ:560g(本体のみ)

●撮影モード:絞り優先●絞り:F2.8●シャッター速度:1/400秒●ISO感度:200●焦点距離:70.0mm(35mm判換算:約105.0mm)(画像クリックで拡大)

●撮影モード:絞り優先●絞り:F2.8●シャッター速度:1/100秒●ISO感度:200●焦点距離:70.0mm(35mm判換算:約105.0mm)(画像クリックで拡大)