ソニーの新製品に注目

 今回ソニーから登場したVGP-BMS10/Sは、機能としてはごく普通のマウス。左右のボタンとホイールしかない3ボタンタイプだ。

 注目すべきは、VAIOシリーズらしいスタイルで、マウスの本体上部には、スライド式のカバーが付いている点。まるで、ソニー製のデジカメのように“板”がスライドするのだ。

 このカバーは、電源スイッチを兼用していて、開閉でオン・オフができる。外出先で使う際にはサッとカバーをスライドさせればいいのだ。かばんに入れて持ち運ぶ際にも、カバーさえ閉じておけば、電源切り忘れによる誤動作も防げるわけだ。さすがにソニー製らしく、開け閉め感の良さは、いまさら言うまでもないだろう。

 もちろん、モバイル時にホイールやボタンを保護する役割もある。ただまあ、普通のマウスをかばんに放り込んで持ち歩いても壊れることはほとんどない。こちらはおまけ程度に考えておけばよいだろう。

 カバーはアルミをヘアライン仕上げした金属製だ。とても手触りがよく、ひんやりとした感触がなんとも高級。カバーに光が当たったときにも、ヘアラインが美しく輝く。電池を入れた状態ではほどよい重量感となって、とても使いやすいのだ。

 開発者は手のひらにフィットする形状にこだわったとのこと。確かに、最小クラスのボディーとしては、非常に使いやすい。かばんの中でも邪魔にならず、安心して持ち歩けるカバーがうれしい。

 とはいえ、メーンのマウスとして使うにはちょっと小さすぎる。僕なら、持ち歩き専用のマウスとして、机上用のマウスと併用する。

 まだ発売前だが、予想価格は6500円ほど。ちょっと高いのだが、プレミアム感を持って使いたいユーザーには、頃合いと言えるだろう。

本体のカバーをスライドすると、左右のクリックボタンとホイールが出現する(画像クリックで拡大)

電源スイッチはカバーなので、底面にはコネクトボタンのみ。電池もセットしやすい(画像クリックで拡大)

Bluetoothマウスは、OSの標準機能で簡単に利用できる。複数の使い分けでも苦労することはない(画像クリックで拡大)

著者

戸田 覚(とだ さとる)

1963年生まれのビジネス書作家。著書は90冊に上る。パソコンなどのデジタル製品にも造詣が深く、多数の連載記事も持つ。日経トレンディネットでは、ほかに「戸田覚の1万円【自腹】研究所」を連載中。ユーザー視点の辛口評価が好評。ブログでも各種追加情報を記載しています。