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プロデュース作が全米で大ヒットし、ベッソン株が急上昇
「全米では売れない」と思われていたフランス人監督リュック・ベッソンの評価が急速に高まっている。きっかけは、彼のプロデュース作品「96時間」が、全米で興収1億4000万ドルを超える大ヒットとなったことだ。
96時間
監督のピエール・モレルはこれが監督2作目。1作目「アルティメット」もベッソンがプロデュースした。「アルティメット」では生身の肉体を極限まで生かしたスピーディーかつパワフルなアクション描写が話題になった。このときに培ったアクション描写を「96時間」でも存分に生かしている。(1時間33分/8月22日よりTOHOシネマズ有楽座ほか全国公開/20世紀フォックス配給)
(C)2008 Europacorp-M6 Films-Grive Productions
この作品はリーアム・ニーソンを主演に起用したアクションスリラー。彼がふんするのは米国の元秘密工作員で、自分の一人娘が海外旅行で訪れたパリで拉致される。彼は単身パリに乗り込み、拉致した組織に立ち向かう。ニーソンが見せるマーシャルアーツや銃撃戦、カーチェイスが、実にリアル。これが観客に受けている。
ベッソンは自分のプロダクション、ヨーロッパコープを2000年にフランスに設立。以降、自らは脚本とプロデュースにあたり、監督には若手を抜てきして1年に数本のペースで作品を作ってきた。07年には株式を上場。1億ドルの資金を得て、企画開発の本数を増やしている。
制作作品には2つのタイプがある。1つはフランス人俳優を起用したフランス映画で、もう1つは米国や英国の俳優を起用した英語映画だ。フランス映画で母国での興行収入を確実に狙う一方、英語映画で世界的なヒットを目指してきた。
「トランスポーター」や「TAXi」などが欧州では大人気だが、全米では興収1億ドルを超える大ヒットにはならなかった。米国で知名度のある俳優が出演していなかったのが大きな要因だ。











