“文具王”の異名を持ち、文具メーカーでユニークな商品を生み出し続ける高畑正幸氏が、最新文具の奥深~い世界をナビゲートする。

祖父から譲り受けたSX-70(画像クリックで拡大)

 事実上、インスタントカメラの一般名称として知られたポラロイドが、2008年夏にインスタントフィルムから撤退。いまだ復活を望む署名活動が行われるなど、惜しむ声は多い(実は私もその一人。祖父から譲り受けたSX-70を手に途方に暮れている)。そのポラロイド社から昨年11月、その代わりともいえる製品が登場した。それがモバイルプリンター「ポラロイド PoGo」(以下、PoGo)だ。

モバイルプリンター「ポラロイド PoGo」(実勢価格1万5000円前後)(画像クリックで拡大)

その場で印刷できる“超小型”モバイルプリンター

デジカメとUSBケーブルでつなげば、ジジジジジ・・・という音とともにゆっくりと写真が出てくる(画像クリックで拡大)

 PoGoは、充電池内蔵の小型モバイル写真プリンター。プリンターといっても、最近のコンパクトデジカメよりふた回りほど大きいくらいの直方体のボディに、電源スイッチとランプが2つ。USBポートとACアダプターの入力端子があるだけで、凹凸はほとんどない。外観はとても小さく、極めてシンプル。これがフルカラープリンターだというのだから、驚きだ。

 デジタルカメラは、ピクトブリッジに対応したものなら使用可能。写真を撮影し、デジカメとPoGoをUSBケーブルで接続すれば、「ジジジジジ・・・」という音とともにゆっくりと写真が出てくる。機械の口から写真が吐き出されるイメージは、なるほど“ポラロイド”だ。

 ※最近のデジタルカメラの多くに搭載されているプリント用データ転送方式。PCを介さず、デジカメを対応プリンターと接続して簡単な操作で印刷できる

サイズはコンパクトデジカメよりふた回りほど大きい程度(画像クリックで拡大)