近ごろ、アキバでは中古ケータイの販売が脚光を浴びている。今年に入ってから中古パソコンショップを中心に、中古ケータイを白ロム状態で販売する店舗が急速に拡大。新しい商品ジャンルとしての地位を確立しそうな勢いだ。

 ただ、中古パソコンや周辺機器とは違って、購入の際に注意すべきポイントがある。前所有者の使い方によっては、購入したあとに使えなくなってしまう危険性すらあるのだ。

 今回は、中古ケータイの魅力や売れ筋、購入する際の注意点などを紹介していこう。

東京・秋葉原や大阪・日本橋電気街を中心に、中古ケータイを販売するショップが増えている。一般の携帯電話取扱店とは異なり、契約などの手続きを必要とせず購入できる。手持ちのSIMカードを差し替えれば、すぐに最新端末へとアップグレードできるのが魅力(画像クリックで拡大)

中古ケータイとはどういうものなのか?

 携帯電話は、キャリア直営ショップや量販店、街のケータイショップなどで新品を購入する。その際、新規契約あるいは機種変更の契約を結んだうえで携帯電話の端末を入手するのが一般的だ。

 近ごろの携帯電話は「SIM(シム)カード」と呼ばれるICチップ付きカードに契約者の情報を記録し、このカードを差し込めば利用できる。SIMカードを外した状態の端末は「白ロム」と呼ばれ、通話などができなくなる。NTTドコモとソフトバンクモバイルの2社については、白ロムを入手して個人のSIMカードを装着するだけで、実質的な機種交換が可能だ。

 この仕組みに着目して、携帯電話の白ロム端末だけを買い取って中古品として販売する業者が現れた。これまでは、一部のケータイショップやリサイクルショップが中心だったが、秋葉原でも一部の中古パソコンショップが販売に乗り出した。

中古パソコンや中古デジタル家電で有名なじゃんぱらも、中古ケータイの取り扱い店を拡大。大手中古ショップの参入で、今後さらにショップが増えそうだ(画像クリックで拡大)