「シネマ最前線」は日経エンタテインメント!誌がお届けする映画界のトレンド&マーケティング情報です。今週の映画興行成績と、週末公開される話題作について、隔週金曜日に掲載します。
アニメ映画が大ヒット。公開本数も増え、広がる3D市場
映像が画面から飛び出すように見える「3D映画」が米国で本格的に普及してきた。3月下旬に公開されたアニメ映画「モンスターVSエイリアン」は、3D方式と通常方式の2種類を7300スクリーンで上映。興行収入約2億ドルを上げる大ヒットとなっているが、うち56%を3Dのスクリーンで稼いでいる。上映スクリーン数が全体の28%と少なく、入場料金が通常の10ドル前後より5ドル程度高いこととを考えると、観客に3Dが浸透している表れといえるだろう。
モンスターVSエイリアン
全興収の半分以上を3Dのスクリーンで稼ぐ「モンスターVSエイリアン」。制作のドリームワークスでは、今後も3D上映するアニメ映画を増やす考えだ
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3D映画の本数も増えており、年内に10本、来年は15本の公開が予定されている。制作中の作品はアニメと実写を合わせて40本以上といわれる。
普及を加速させそうなのが、制作費のコストダウンと、3D上映システムの費用を映画会社側が負担することだ。
3Dで制作する場合、制作費は通常に比べて15%近く増えるといわれる。今後は技術の進歩で機材などが安くなりそうで、制作費の削減にもつながるはずだ。
現在米国で3D作品が上映できるスクリーン数は約2100。日本の数十倍だが、映画会社が期待していた数のまだ半分ほどに留まっている。3D上映するにはデジタルプロジェクションなどの導入が必要で、その費用は20万ドル前後。映画館側にとっては大きな負担だ。











