外食を控え、家で食事を楽しむ内食回帰が進むなか、スーパーなどで手軽に買える冷凍めんやチルドめんの売れ行きが好調だ。だが、家庭でのめん類の食べ方はバリエーションに乏しく、食卓への登場回数が増えれば、マンネリ化しがち。そこで食品メーカー各社は、めん類の新しい食べ方や味を提案する新商品を続々と打ち出している。

 その方向性は大きく2つに分類できる。一つは、「まぜそば」「あえめん」などとも呼ばれ、数年前から外食でブームになっている「汁なしラーメン」をルーツとする流れ。「めんとタレを絡める」という食べ方に、これまでにない食感や味わいを加えた「新まぜめん」とでもいうべき商品が出てきている。

 永谷園の「かまたまらーめん」は、中華めんをモヤシと一緒にゆで、生卵と付属のタレを混ぜ合わせて作る。「めん類の開発では当社は後発。ど真ん中の商品ではなく、新しい価値を提案して勝負する」(永谷園)。同社はこれまでも、そうめんとラーメンを融合させた「そうらーめん」やラーメンとパスタを融合させた「ラーメンパスタ」など、2種類のめん料理を組み合わせた一風変わった商品を発売してきた。かまたまらーめんでは、「釜玉うどん」と「汁なしラーメン」を組み合わせ、新たなまぜめんのスタイルを打ち出している。

新まぜめん

ラーメンとうどんの融合
熱々めんと卵を絡める

●かまたまらーめん(永谷園)338円

「讃岐うどんに卵を絡めて食べる釜玉うどんも、外食で人気の汁なしラーメンも、めんのおいしさがダイレクトに伝わる食べ方」(永谷園)。それらをヒントに、かみ応えのある太めでもちもちした食感のめんを開発。卵と絡むよう、めんは縮れている(画像クリックで拡大)

先にめんをゆで、ゆで上がりまで残り1分のところでモヤシを投入。溶いておいた卵を熱いめんに絡めるとまろやかな半熟に(画像クリックで拡大)