さて、そのピザなんですが、人気の食べ物のせいか、それ専用の器具だってもちろん売られています。日本の台所に必ずあるのが「おたま」や「しゃもじ」なら、アメリカの一般家庭に1つは必ずあるのが「ピザ・カッター」です(逆に「まな板」がないキッチンに遭遇することがあるんですが、一体どうやって食べ物切るんだろう……)。

 典型的なピザ・カッターは、ブレード部分が丸くなっており、回転させつつ切るタイプです。車輪のように見えるので、それに見立てた「自転車モデル」なんかもあります。おもしろかったのがフォークに小さいピザ・カッターがついているやつ(笑)。もちろん、ジョークでしょうけど、いやはや、コレを合体させるかぁ(笑)。

典型的なピザ・カッター。ゴロゴロと転がして切るタイプです(画像クリックで拡大)

レトロな自転車のデザインのピザ・カッター。おしゃれ心がいいかもしれません。ほかのカラーがあったらもっといいのになぁ(画像クリックで拡大)

なんとフォークにピザ・カッター式のナイフが付いているという……。「ナイフォーク」

 でもこれらの丸いピザ・カッター、刃が鋭くないためか、上からの力を入れないと切れないことが……。もう一つの長めの刃で切るカッターはもともとデザイン上、真上から圧力をかけるようになっているので、逆に使いやすいような気がします。一枚刃だけでなく、1枚丸ごと即スライスできるというタイプもアリです。

長い刃でザックリ、ザックリと切り刻むピザ・カッターは、ちょっとレストラン気分を味わえるかも(画像クリックで拡大)

上から押し付けるだけで、一気に1枚丸ごとスライスできるという「ものぐさ」者には嬉しいリング式タイプなんですが、300ドル以上するお値段にはちょっとビックリ……(汗)(画像クリックで拡大)

 そして今回、デザイン的に一番驚いたのが「ピザばさみ」ですかね。なんと裁縫ばさみ(キッチンばさみでないのが、あえてスゴイ)の横にスライスを載せるための「サーバー」が取り付けられており、ピザをジョキジョキ切ったら、そのまま誰かのお皿まで運べるのです。バカバカしいけど確かに使い勝手は良さそう……。ウォール真木の友人も写真を見てイチオシしてました(笑)。編集部様、今度日本に一時帰国する時に買っていきましょうか?

これぞ究極のピザ・カッター(!?)。はさみでジョキジョキ……、そのままお皿まで。雰囲気的にはどうかとも思いますが(涙)

著者

ウォール真木(うぉーる まき)

 海外生活がそろそろ人生の半分にリーチしかけている主婦兼ライター。主にインターネットからの情報で日本人のアイデンティティーを保持しているつもりだが、周囲からは否定されている。現在2児の母で子育てに奮闘しつつ、日経トレンディネットの「アメリカ在住 ミセス・マキのUSA『お茶の間』通信」や、Narinari.comで執筆を展開。著書に「アメリカの弁護士は救急車を追いかける―アメリカの不思議なジョーシキ114」(宝島社文庫)。