バブルを謳歌し、製菓会社の宣伝マンとして会社員生活を送っていた伊藤洋介氏(40代)が、同世代のビジネスパーソンの琴線に触れるアイテムをピックアップ。
4月上旬の土曜日。初夏を思わせる絶好のゴルフ日和のなか、僕と大学時代の同窓生、田中、藤城、浜田の4人は成田空港近くにある某ゴルフ場の1番ミドルホール・ティーグランドに立っていました。卒業後20年以上が経過し、各々が進むべき道は異なってはいましたが、年に一度こうしてゴルフを通じ、旧交を温めていたのです。
くじ引きによりオナーとなった僕は、朝イチということで大事をとり、スプーンを握ってフェアウェイセンターをキープ。続く田中、藤城はラフに入ってしまったものの、十分にツーオンが狙えるまずまずのドライバーショット。で、トリの浜田と相成ったわけですが、素振りの段階にして彼のフォームが一年前とは明らかに変わっていることが見てとれました。
背筋がきれいに伸びきったうえに、頭の位置がほとんど動くことはなく、宮里藍ばりの大きくゆったりとしたスイングに変貌していたのです。放たれたボールは、我々3人を少なくとも20ヤードはオーバードライブし、フェアウェイ右サイドを勢いよく転がっていきました。ボールの行方を確認し、平然と歩き出そうとする浜田をよそに我々3人はただ呆然。というのも、昨年までの彼のドライバーショットは飛んでせいぜい200ヤード弱。こと飛距離に関して言えば、4人の中で最も劣っていたのです。
「浜田、おまえ、どっかでレッスンでも受けてんの?」
飛ばすことには絶対的な自信を持っていた藤城が、納得いかないといった表情で尋ねました。
「半年ほど前からな。それと俺、すげえ姿勢が良くなったでしょう。なんかそれが影響してスイングが安定したみたいで、最近曲がんないし、飛ぶんだよね」
確かに言われて見ると、そんな気がしないでもない。そのためか、心なしか若返ったようにも見受けられます。元来猫背気味の僕は彼の話に興味津々。実は3カ月ほど前から、ストレッチ体操による姿勢の矯正に取り組んでいたのです。

















